2023年3月1日、マツダのオーストラリア法人は、新型「CX-90」のパワートレインについての詳細を明らかにしました。
　
　これによると、新型CX-90は全長5mを超える巨体を持ちながら、スポーツカー並みともいえる走行性能を持ち合わせるようです。

　2023年1月31日に米国で世界初公開された新型「CX-90」は、新開発の大型プラットフォームを採用した、3列シートを備えるクロスオーバーSUVです。

　ボディサイズは全長5100mm×全幅1994mm×全高1745mmで、ホイールベースは3120mmと現在マツダが展開しているラインナップ中最大となり、かつマツダ史上においても最大のSUVとなります。

　エクステリアはマツダのデザインテーマである「魂動」に基づいたアグレッシブなプロポーションを持つ、華やかでラグジュアリーな印象のデザインを採用。

　インテリアも、全席にナッパレザーやウッド、同系色のファブリックなど複数の素材が使用されており、外観同様に日本的美意識を感じさせる落ち着いた印象となっています。

　パワートレインは、最高出力345馬力・最大トルク500Nmを発揮する新開発の3.3リッター直列6気筒ターボエンジン+マイルドハイブリッドシステムのガソリンエンジンモデルを用意。

　さらに最高出力250馬力・最大トルク550Nmを発揮する3.3リッター直列6気筒ディーゼルターボエンジン+マイルドハイブリッドシステムのディーゼルエンジンモデルも用意しました。

　トランスミッションはいずれのモデルも新開発の8速ATが組み合わされ、四輪駆動となっています（オーストラリア仕様）。

　マツダのオーストラリア法人によれば、ディーゼルエンジンモデルの0−100km／h加速は8.4秒ですが、ガソリンエンジンモデルの0−100km／h加速では6.9秒をマークすると公表。

　先代トヨタ「86」・スバル「BR-Z」が7.6秒で、フォルクスワーゲン「ゴルフGTI」が6.3秒（ともに公称値）であることを考えると、スポーツカー並みの加速性能を持っていると言っても過言ではありません。

　また、マツダ「MX-5（日本名：ロードスター）」で初めて導入されたキネマティック・ポスチャー・コントロールも装備されており、高速コーナリング時に安定した姿勢を維持すると言います。

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　新型CX-90については、日本での展開は予定されていません。

　しかし、新型CX-90が属するマツダの新世代ラージ商品群の新型SUVで、ナローボディの3列シートモデル、新型「CX-80」が国内での展開を予定しており、2023年内に導入開始予定と明らかにされています。

　こちらの続報に期待です。