「斬新ワル顔」がカッコいい! 670馬力の“最強”「新型マッスルカー」登場! 鮮烈レッドの「チャージャー デイトナ SRT コンセプト」とは
米国の自動車ブランド ダッジは、2023年2月9日から2月20日まで開催の米国・シカゴで開催されている自動車展示会「シカゴオートショー2023」にて新型クーペEVのコンセプトカーを出展しました。一体どのようなクルマなのでしょうか。
レトロでカッコいい! ダッジの「新型マッスルカー」は過去最強
米国の自動車ブランド ダッジは、2023年2月9日から2月20日まで米国・シカゴで開催されている全米最大級の自動車展示会「シカゴオートショー2023」にて、新型クーペEVのコンセプトカー「チャージャー デイトナ SRT コンセプト(以下、SRTコンセプト)」を出展しました。
このモデルはEVでありながら、現在展開されている同社の代表的高性能マッスルカー「Hellcat(ヘルキャット)」をも上回るパフォーマンスを発揮するといいます。一体どのようなクルマなのでしょうか。
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ダッジはステランティスグループに属する自動車ブランドで、かつては日本でも2ドアスポーツカーの「バイパー」やセダンの「チャージャー」など、パワフルさを特徴としたモデルを展開していました。
2011年に日本市場から撤退したため、2023年現在では国内で正規販売されているダッジブランドのクルマはありませんが、並行輸入車として国内に入ってくるモデルもあるため、街中や中古車サイトでも様々なダッジ車を見ることができます。
今回シカゴオートショー2023に出展されたデイトナSRTコンセプトは4人乗りの2ドアクーペEVです。
往年のマッスルカーらしい迫力あるスタイリングと、1968年式のチャージャーにインスパイアされたボディーカラー「ストライカーレッド」を身にまとい、足周りには18インチのカーボンファイバー製ホイールと幅305mmものドラッグレーシングラジアルタイヤを装備しています。
フロントに装着された三角形のロゴは「Fratzog(フラッツォーグ)」と呼ばれ、1960年代から70年代のダッジのマッスルカーに使用されたバッジを由来とする、過去の伝統に敬意を示すものです。
デイトナSRTコンセプトは、レトロなデザインでありながら100%電力で駆動します。ダッジはこのモデルを「eマッスルカー」と呼び、“退屈なEVとは一線を画すかつて無いEV”だと説明しています。
パワートレインにはBanshee(バンシー:アイルランドに伝わる人の死を予告する精霊)と呼ばれる800V推進システムを搭載。ダッジの代表的ハイパフォーマンスモデル「Hellcat」をあらゆる指標において上回る性能を備え、4輪を駆動します。
デイトナSRTコンセプトに用意される出力は未発表のものを含めて全部で9種類ラインアップされることが明らかになっています。
3つの異なるバッテリーとモーターに加え、それぞれに「ベース」「eStage 1」「eStage 2」の3パターンの最高出力を設定。現在公開されている情報では445馬力から670馬力まで6種類の最高出力が確認されています。
また、多くのEVがほぼ無音の電気モーターによる静かな走行音を目指しているのに対し、デイトナSRTコンセプトはEVでありながら「V8エンジンの音」をスピーカーで再現。126dBものサウンドを放つこのシステムは「フラッツォニックチャンバーエキゾースト」と名付けられ、将来の電動マッスルカーの未来を示すものだとダッジは説明します。
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具体的な発売時期や価格、販売地域などは公表されていませんが、世界中で急速にクルマの電動化が進む中、マッスルカーひとつの未来を示したダッジの今後の動向に期待と注目が集まります。
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