精悍顔SUVで「車中泊」の意外性! 屋根「パカッ」で4名が「ぬくぬく」就寝も!? テント付きアウトランダー「 E:POP」公開
西尾張三菱自動車販売は「ジャパンキャンピングカーショー2023」に「アウトランダー」(アウトランダーPHEV)をベースにした車中泊仕様「E:POP(イーポップ)」を出展しました。屋根上にテントが展開できます。
荷室側の「寝床」を整えるオプション装備も用意
愛知県一宮市の三菱正規販売ディーラーである西尾張三菱自動車販売は、2023年2月3日から6日まで幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催された「ジャパンキャンピングカーショー2023(JCS2023)」で、PHEVのSUV「アウトランダー」をベースにした車中泊モデル「E:POP(イーポップ)」を出展しました。
ポップアップルーフを展開することで屋根が「テント」になる簡易キャンピングカー仕様車、E:POPについて紹介します。
三菱のフラッグシップSUVであるアウトランダーは、2021年にフルモデルチェンジ。新型はPHEV(プラグインハイブリッド)専用車になりました。
ルノー・日産・三菱アライアンスにより誕生した新世代プラットフォームや先進運転支援機能、そして力強く精悍な外観デザインや上質な室内など、多くの特徴を持ちます。
また、世界に先駆け2013年に登場した初代アウトランダーPHEVが培ってきたノウハウをもとに、新世代PHEVシステムを構築。20kWhの大容量バッテリーを搭載し、WLTCモードで87kmのEV走行ができます。
バッテリーは100V AC電源(最大出力1500W)として取り出すこともでき、アウトドアで電化製品を活用することも可能です。
さらにツインモーター4WDの車両運動統合制御システム「S-AWC」により、あらゆる天候や路面状況にも対応します。
積雪やぬかるんだ道、未舗装路など悪条件にも強く、アウトドアユーザーにも心強い1台といえます。
西尾張三菱自動車販売はそんなアウトランダーPHEVに独自のカスタムを施したE:POPを、先代モデルより展開していました。
ルーフにポップアップ式ルーフを備え、展開すれば大人2名が就寝可能なテントが現れるものです。
そして今回のJCS2023では、新型アウトランダーをベースに2022年9月発表されたニューモデルを出展しました。
アウトランダー E:POPの基本装備はポップアップルーフのみでシンクや調理スペースは装備しておらず、ベースのアウトランダーから変更された点はありません。
本格的なキャンピングカーではなく、気軽に車中泊を楽しむためのモデルという位置づけです。
ポップアップルーフの寝床は、長さ1820mm、幅1050mmと十分な広さで、アクセスは室内から行います。
テントは3ウェイ構造で、防寒素材の下に網戸(防虫ネット)を備えるほか、完全に開放することも可能です。
そしてルーフを閉じれば、通常のアウトランダーとほとんど変わらない実用性を保ち、全高もわずか18cmのアップに留まる192cmにおさまります。
ジャパンキャンピングカーショー会場の担当者は次のように話します。
「新型アウトランダーは、サードシートやセカンドシートを倒すことで車中泊をすることもできますが、就寝は最大でも大人2人が限界でした。
ポップアップルーフが加わることで、4人が就寝できるようになるのが大きなメリットです。
バッテリーから電気を取り出せるので、寒い季節でも電気毛布を使って快適に車中泊できるのも、他のクルマにはない魅力です」
アウトランダー E:POPの消費税込み価格は「M」(5人乗り)574万1100円から、「P」(7人乗り)660万5700円までです。
なお荷室をフラットに倒した場合、セカンドシートの背もたれがやや斜めになるため、就寝する際にはマットを敷くなどの工夫が必要です。
そのため西尾張三菱自動車販売では専用オプションとして荷室に展開する「E:BED(イーベッド)」を用意。長さ1820mm、幅1100mmのフラットな寝床を形成してくれます。
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