「自動車アセスメント」なぜ必要? 「税金の無駄」とは二度と言えない、その役割

マツダの「アクセラ」が、2016年度前期の「自動車アセスメント」における「予防安全性能評価」にて、最高評価を得ました。ところで、たまに耳にするこの「自動車アセスメント」なる制度、そもそもどういうものなのでしょうか。

クルマの安全を試すふたつのテスト、その「見る」ところ

 実のところ、クルマの安全性を評価するテストはふたつ存在しています。

 ひとつは、まったく新しいクルマが世に出る前に行われる「型式」をとるためのテスト、「型式認証制度」です。これは、国が定めた保安基準を満たしていないクルマが販売されるのを防いでくれます。

 一方、「自動車アセスメント」は第三者機関によるテストです。行政ではないし、自動車メーカーでもなく、ユーザーに近い第三者という立場です。ですから、「自動車アセスメント」の成績がいくら悪くても、自動社メーカーへの罰則はありません。その代わり、横並びでライバルメーカーの製品が比べられるので、安全性の優劣がひと目でわかってしまいます。

 レストランでたとえると、「型式認証」のテストは開店していいかどうかのテストで、「自動車アセスメント」はおいしさのテストと考えるとわかりやすいでしょう。

 では、「自動車アセスメント」がないと、どうなってしまうのでしょうか。

 そもそも、「型式認証」のテストと「自動車アセスメント」では、問われるレベルがまったく違います。「型式認証」のテストは安全性能の“最低ライン”をチェックするものですが、「自動車アセスメント」は“最高ライン”を見るものだからです。

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