スポーティ路線にガッツリ変更! トヨタ新型「プリウス」歴代車とは異なる最新モデルの魅力とは?

先駆者としてハイブリッド車をけん引してきたトヨタ「プリウス」がフルモデルチェンジしました。5代目となる新型モデルは、歴代モデルと比べてどう進化したのでしょうか。

5代目プリウスはカッコいいデザインで登場!

 昨今、エンジンとモーターを組み合わせた「ハイブリッド車」が広く普及していますが、多大なる貢献をしてきた先駆者がトヨタプリウスです。そして2022年12月10日に5代目となる新型モデルが発売されました。
 
 先代プリウスに比べ、全体のシルエットはよりワイドに、より低く構えており、新型「クラウン」に通じる「ハンマーヘッド」をモチーフにした近未来感あるフロントフェイスを採用するなど、スポーティなテイストに変身。

スポーツカーみたいにカッコよくなった新型プリウス
スポーツカーみたいにカッコよくなった新型プリウス

 カタカナの「コ」の字のような「シグネチャーランプ」と名付けられたDRL(デイタイムランニングライト)や、最近のトレンドとなっている薄型のヘッドライト顔と横一文字に伸びるリアコンビネーションランプにより、新時代を感じさせる完成度の高いデザインになっています。

 全体のシルエットは3代目を彷彿とさせる5ドアハッチバック。伝統の「モノフォルムシルエット」を踏襲しつつ、全長4600mm×全幅1780mm×全高1420mm(4WDは1,430mm)、ホイールベースは2750mmと、全長は15mm、全幅は20mm、ホイールベースは50mm大きくなったものの、全高は50mm低くなりました。

 さらに、4代目では17インチだったホイールサイズが19インチに大径化。スポーツカーで良く見られる「ワイド&ロー」という手法を新型プリウスでは採用し、カッコ良さとスポーティさ、上質感を融合したスタイリングへと刷新しています。

 内装も大きく進化。初代から継続して採用してきた「センターメーター」を廃止し、運転席前の上部にデジタルメーターに一新したほか、ナビやオーディオなどをコントロールする8インチまたは12.3インチディスプレーを上段に、エアコンの吹き出し口を下段にするなど、先代までとは配置を逆転させてマルチメディアの操作性を向上させました。

 見た目のスポーティさだけでなく、実際にスポーティな走りが楽しめるように、1.8リッターハイブリッドに加え、新たに2リッターハイブリッドを設定。

 1.8リッターハイブリッドでは4代目と同じ排気量ながらモーターの出力を強化し、最高出力は18馬力アップの140馬力に向上。2リッターハイブリッドはシステム全体で193馬力と、大幅なパワーアップを果たしています。

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