新型軽SUV「デリカミニ」内装の注目は「シート素材」!? あえて「デコボコ」にした理由とは
2023年5月に発売される予定の三菱 新型軽スーパーハイトワゴン「デリカミニ」は、SUVテイストあふれるアクティブなデザインで早くも話題を呼んでいます。外装のみならず、内装もまたアウトドアユーザーの用途を考慮したものでした。
デコボコなシート素材は「理にかなった」設計だった
三菱は、新型軽スーパーハイトワゴン「デリカミニ」を、2023年5月に発売します。
SUVテイストあふれるニューモデルですが、ゴツい外装デザインだけでなく、内装にも注目ポイントが隠されていました。
新型デリカミニは、力強いデザインなどによるSUVらしいスタイリングと広い室内空間、アウトドアから日常までを支える走行性能や安全装備などを特徴とします。
内外装のデザインテーマは「DAILY ADVENTURE(日常に冒険を)」。
アクティブさを感じるゴツい形状が特徴の外観ですが、半円状の半円形のLEDポジションランプを備えたことで、やんちゃでかわいらしい表情が加わり、親しみやすい雰囲気もあります。
一方で内装は、水平基調のインパネ形状やブラック基調の内装カラーで、一見するとシンプルですが、インパネ随所に配されたアイボリーのアクセントカラーが優しい印象を与えています。
ファミリーユーザーやアウトドアでの使用を想定し、シートは撥水生地を採用しています。
新型デリカミニのデザインを統括した三菱 デザイン本部 プログラムデザインダイレクターの松岡 亮介氏は、内装のこだわりについて次のように説明します。
「内装を検討する際、シート素材担当のデザイナーは、人気アウトドアブランドの凹凸感あるダウンジャケットを持ってきて『これがやりたい』といいました。
できあがった試作のシート素材はデコボコしていて最初は戸惑いましたが、実は機能に即したデザインだとわかりました。
座ってみると身体を『面』ではなく複数の『点』で支えるためかけ心地も良く、また通気性も確保できるのです」
実車を見てみると、段違いに編み込んだかのように凹凸が連なったオシャレな立体パターン形状で、とても凝ったテキスタイルデザインなのがわかります。
実際に新型デリカミニの運転席や後席に座ってみたところ、滑らかな感触を確認できました。
オシャレさだけでなく、理にかなったデザインであることがわかります。
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荷室設計もアウトドアユーザーの用途に対応した造りとなっています。
荷室床面のラゲッジボードや、後席シートバックに、簡単に汚れもふき取ることができる素材を採用したことで、濡れや泥のついたアウトドアギアなどを気兼ねなく積み込むことができます。
新型デリカミニは5月の正式発売に向け、1月13日より予約受注を開始しています。
販売価格は約180万円から約225万円の予定。正式発売が待たれるところです。
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