「ヤリス」と同額で新型「プリウス」に乗れる? トヨタのサブスクKINTOで用意されるプランの種類とは
トヨタ車のサブスクサービスを提供するKINTOは、新型「プリウス」の月額利用料がコンパクトカー「ヤリス」とほとんど変わらないケースがあるようです。どのようなプランなのでしょうか。
「ヤリス」と同じ月額費用で新型「プリウス」に乗れる?
毎月定額でトヨタ車に乗れるサブスクリプションサービスを提供するKINTO(キント)は、2023年1月10日より発売の新型「プリウス」のサブスク利用申込みを同日に開始しています。
そのなかで、月額利用料がコンパクトカー「ヤリス」とほとんど変わらないケースがあるようです。どのようなプランなのでしょうか。
サブスクリプション(サブスク)とは、商品やサービスの購入にお金を払うのではなく、利用期間に応じた定額の利用料を支払うことで、商品やサービスなどを購入するのとほぼ変わらずに制限なく利用できるサービスです。
音楽や動画配信ではサブスク利用が一般的になりつつありますが、クルマにおいても、新車の本体金額や各種税金、メンテナンス費用などが月額利用料に一体化された新車のサブスクが各社より展開され始めています。
なかでも、トヨタと株式会社KINTOが提供するサブスク「KINTO」では、レクサスを含むトヨタ車の新車を提供しており、月額料金のなかに任意保険料が含まれるほか、トヨタグループが運営していることから、トヨタの販売店でメンテナンスを受けられることが特徴のひとつとなっています。
2023年1月10日に発売されて間もないハイブリッドカーの新型「プリウス」も、新サービス「KINTO Unlimited」と同時に、発売同日からさっそく申込み受付が開始されました。
新型プリウスのKINTO最安値が月額1万6610円であることが明かされると、SNSでは「安い!」「魅力的な値段」などと、低い価格設定に驚く声も見られました。
ただし、月額1万6610円が適用されるのは、途中解約のできない7年契約でかつ、年に2回のボーナス併用払いのプランに限られ、途中解約をした場合には別途料金が発生します。
一方で、いつまでKINTOを利用するかわからない場合や、途中でクルマが不要になるかもしれないといったユーザーには、「解約金フリープラン」が用意されています。
解約金フリープランは初期費用がかかりますが、年単位の契約ではなく中途解約可能となっており、さらにボーナス払いの設定もないのが特徴で、利用期間に「縛り」がないため手軽に利用できます。
このプランを新型プリウス(「U」グレードの2WD車でオプション選択なし)でシミュレーションしてみると、月額4万4440円となります。
じつは、この価格は同じ解約金フリープランでコンパクトカーのトヨタ「ヤリス」(ハイブリッドグレード「G」の2WD車でオプション選択なし)を選んだ場合の月額費用(4万4000円)と、ほぼ同レベルとなっています。
解約金フリープランが低価格で実現できたのは、ソフトウェアやハードウェアの両面でクルマのアップグレードが可能なように設計されていることが大きな理由です。
ユーザーが新型プリウスを使い始めた後も最新の機能が追加できることで、通常下がるだけのクルマの価値が維持され、売却時の価格も従来より高まるからです。
月々支払う料金はエントリークラスのコンパクトカーと大差なく、最新のハイブリッドカーであるプリウスに乗れるため、プラン次第では得だといえる選択肢も用意されているのです。
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KINTOをはじめ、クルマを所有する上で新たな選択肢となるサブスクですが、さまざまなプランが用意されているほか、利用に関する条件や購入と比較した際にメリット・デメリットもあります。
自身の乗り方にあわせ、サービスの利用には十分シミュレーションをおこない、利用する期間なども計画立てて利用するのがよいでしょう。
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