年末年始は高速「割引なし!?」 料金どのくらい変わる? 渋滞は避けたい! 道路が一番混むのはいつ?
年末年始は、高速道路の通行料金に割引が適用されません。では具体的な期間はいつなのでしょうか。
年末年始は高速道路利用に要注意!
高速道路の通行料金は、年末年始に休日割引が適用外となります。ではいつが割引対象外となるのでしょうか。
また、一番渋滞の発生しやすい日はいつなのでしょうか。
高速道路の通行料金には、土曜日・日曜日・祝日などの休日に普通車や軽自動車、二輪車で、ETCを使って高速道路を通行すると、通行料金に30%の割引が適用される「休日割引」制度があります。
しかし、NEXCO東日本など高速道路各社によると、ゴールデンウィーク、お盆などの繁忙期のほか、2022年-2023年の年末年始について、休日割引が適用されないといいます。
これは、年末年始など繁忙期による激しい渋滞の発生が見込まれているためで、高速道路の利用を分散させることが狙いです。
具体的には、2022年12月31日土曜日から2023年1月3日火曜日までの4日間の期間中は割引対象外となります。
道路は、NEXCO東日本、中日本、西日本の地方部の高速自動車国道および一般有料道路(※一部を除く)、このほか本州四国連絡道路の神戸淡路鳴門自動車道、瀬戸中央自動車道、西瀬戸自動車道、宮城県道路公社の三陸自動車道です。
休日割引で適用されていた30%引きがなくなるため、たとえば東名高速道路の東京ICから、大阪の吹田ICまで高速道路を利用した場合は、休日割引適用だと8220円ですが、年末年始は通常料金の1万840円で、通常の休日より2620円高くなります。
また、中央自動車道の八王子ICから長野県の松本ICまで利用する場合は、休日割引があれば3180円のところ、通常料金では4540円でとなり1360円高くなります。
年末年始には旅行や帰省のためにクルマで外出する人が増えると考えられますが、特に休日割引が適用される日に利用が集中することを避けるため、休日割引の対象外とし、高速道路各社でも渋滞のピークが見込まれる日の前日や翌日の利用を呼びかけています。
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また高速道路各社では、年末年始に発生が見込まれる渋滞の予測を発表しています。
たとえば、年末の下り線では、12月29日に東名高速道路の秦野中井IC付近を先頭に、10時から14時頃をピークとして最長45kmの渋滞が発生すると予測されています。
さらに、年始の上り線では、1月2日に東北自動車道の加須IC付近を先頭に、17時頃をピークに最長35kmの渋滞が見込まれているほか、1月3日に東名高速道路の綾瀬IC付近を先頭に、夕方の16時頃をピークに最長55kmもの渋滞が発生する見込みです。
これ以外にも全国で20km以上となる激しい渋滞が発生する地点が複数見込まれているほか、2022年12月28日から2023年1月4日までの年末年始期間中には、10km以上の渋滞が上下線合わせて169回発生すると見込まれています。
とくに気をつけたい年末年始の渋滞について、下り線では「12月29日、30日、1月2日」、上り線は「1月2日、3日」に渋滞が多発することが予測されています。
渋滞している時には、場所によっては約3倍かかると見込まれているなど、通常の流れで通行する場合とくらべても大幅に時間がかかるため、時間帯をずらすなど渋滞のピークを避けて移動することも検討するのが良いでしょう。
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2022年12月31日から2023年1月3日までの年末年始期間中は、高速道路の休日割引が適用されません。
この期間中は多くの地点で激しい渋滞が発生することも見込まれているため、高速道路を利用する場合は休日にこだわらず、渋滞が予測される時間帯を避けて移動するといいでしょう。
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