ナンバープレートに表示される数字は、自分で選ぶことができますが、人気のナンバーは抽選がおこなわれているといいます。
　
　ではどのような数字のナンバーに人気が集まっているのでしょうか。

　クルマのナンバープレートには、地名や分類番号、ひらがななどさまざまな情報が書かれています。

　このうち、いちばん大きく表示される1桁から4桁の数字からなる「一連指定番号」には、「希望ナンバー制度」が設けられており、自分で希望する番号を取得することができる制度があります。

　ただし、好きなナンバーを取得したいと思っても、希望すればどんな番号でも必ず取得できるというわけではありません。

　希望番号には「一般希望番号」と「抽選対象希望番号」があり、一般希望番号であれば申し込むことで取得可能ですが、抽選対象に指定されている番号を希望する場合は、毎週1回おこなわれている抽選に応募する必要があります。

　抽選対象のナンバー取得を希望する場合は、ディーラーなどで依頼するか、希望番号申込サービスのWebサイトから自分で申し込みをおこなうことも可能です。

　では、具体的にどのような数字が抽選対象希望番号となっているのでしょうか。

　一般社団法人全国自動車標板協議会によれば、「1」、「7」、「8」、「88」、「333」、「555」、「777」、「888」、「1111」、「3333」、「5555」、「7777」、「8888」の13通りのナンバーが全国共通で抽選対象として指定されているといいます。

　トップやナンバーワンなどをあらわす「1」や、ラッキーセブンの「7」、末広がりの「8」などは縁起のいい数字として、複数桁のゾロ目も含めて全国的に人気が高いことが分かります。

　このほか、地域によって個別に抽選対象の数字が追加指定されているところがあり、登録車では22地域、軽自動車では16地域にそれぞれ決められています。

　数字ひと桁だけでみると、最も多くの地域で抽選対象となっているのは「3」で、登録車だけでみても姫路を除いた21地域で抽選対象となっています。

「3」以外にも「5」「6」「9」などひと桁のナンバーは総じて人気が高いようで、神戸、大阪、横浜、名古屋の4地域では、全国で対象となっているナンバーもあわせると「4」以外はすべて抽選対象となっています。

　ひと桁やゾロ目のほか、人気なのが語呂合わせとなるナンバーで、いい夫婦を意味する「1122」や、いいパパ・いい母（はは）をあらわす「1188」、ニコニコと読める「2525」が人気で、この数字はとくに軽自動車での人気が高く、16地域のうち富士山、和泉、広島を除く13地域で抽選対象となっています。

　また、「8008」の数字も登録車、軽自動車ともに多くの地域で抽選対象となっており、末広がりの8を00で繋いでいるという意味や、左右対称となるミラーナンバーであることなどから人気を集めているようです。

　一方で、ひとつの地域のみで抽選対象となっている番号も存在します。

　特徴的なのが富士山ナンバーの「3776」で、抽選となるのは軽自動車のみですが、富士山の標高3776mにちなんだ数字として人気といえます。

　ほかにも登録車だと大阪では「5678」、神戸では「1123」と「8118」、名古屋では「23」と「358」、横浜では「7000」が、これらの地域のみで抽選対象となっており、右肩上がりに並んだ数字や、縁起のいい数字の組み合わせなどが多いようです。

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　ナンバーの数字は自分で選ぶこともできますが、人気のある数字については抽選がおこなわれます。

「1」「7」「8」などの縁起のいい数字を使ったナンバーは、1桁ものからゾロ目のものまで総じて人気が高く、「1122」や「1188」など語呂合わせのナンバーも人気があります。