「オシャカラー」もあるのに? なぜ新車の人気色は「白」「黒」に集中する!? その理由とは
毎年様々なニューモデルが登場するなか、各自動車メーカーは特色あるボディカラーを数々設定し、個性や見栄えを強くアピールしています。しかしそんななかでも人気が集中するのは「白」「黒」だといいます。なぜでしょうか。
国内の新車は人気色が「白」「黒」に集中している
2022年も自動車業界では数多くのニューモデルがセンセーショナルに発表されましたが、その鮮烈な印象を強める効果を与えていたのが、個性を主張するカラフルなボディカラーでした。
しかし実際に新車で数多く買われるのは、定番の「白」「黒」が中心。こうしたギャップが生じる理由について探ります。
クルマを購入する際、「何色を選ぶか」ということは、車種やグレード・オプション選びなどと並んで、とても重要な選択です。
特に新車の場合、カタログに掲載されているカラフルなボディカラーの一覧を見ながら、あれやこれやと楽しく悩んだことがある人は多いと思います。
でも実際に街で見かける新車の多くは、白や黒、銀など無彩色が選択されていることも事実です。ではなぜ新車の人気色は、「白」や「黒」など地味めな色なのでしょうか。
新車を買うとき、自分の好きな色、お気に入りの色をあらかじめ指定する人もいれば、カタログを穴があくほど眺めながら、大いに悩む人もいます。
「イメージカラーである派手めの色を買いたいけれど、長年乗ったら飽きてしまいそう」「自分に似合うかな」「いろいろ逡巡(しゅんじゅん)し、結局無難な色を選んでしまった」
このようにボディカラー選びにはいろいろなエピソードがあると思います。
実際に、アメリカの塗料メーカー・アクサルタが毎年調査・発表している、各国のボディカラー人気ランキング「世界自動車人気色調査報告書」によると、日本では1位が白(37%)、2位が黒(19%)というデータが出ています(第69回・2021年版)。
この2色だけでも50%を超えてしまうのですから、確かに新車は「白と黒が多いなあ」という印象になるはずです。
なお3位以下は、3位:シルバー(11%)、4位:ブルー(9%)、同率5位:グレー/レッド(6%)と続いています。
イエロー・ゴールド系は9位(2%)に止まっており、鮮やかな色は全般的に売れていないこともわかります。
国内の組織である自動車検査登録情報協会が発表した、2021年3月末時点でのデータを見てみても、軽自動車を除く乗用車(対象: 3918万1501台)のカラー別保有台数は、白が48%、灰色(シルバーを含む)が18%、黒が16%という割合でした。
それまで乗っていた車と同じ色の車を選んだ事は事は無い。
やっぱり、長く乗ると次も同じだと嫌だ。
今、ZVW30に乗っているがそれまで乗っていたシルバーにしようと思っていた。
汚れが目立たないから良いからだ。
でも、一旦決めてからパールホワイトにした。同じ色の車が嫌だったからだ。
今、60欲しいなと思う。マスタードが良いなと思う。ホワイトも良いが、これまでホワイトだったし見掛ける60もホワイトが非常に多いからだ。