三菱 新型「アウトランダー」登場! 3年ぶりに大刷新! でも見た目は「あまり変わってない」? 実は「なにもかもが新しい」驚異のマイチェンモデルを“確かめて”みた
2024年10月31日に大規模なマイナーチェンジを実施した新型「アウトランダーPHEV」に、カーライフ・ジャーナリストのまるも亜希子氏が試乗しました。バッテリーも含め大きく変化した新型について紹介します。
大幅に向上した「質感」に驚く
三菱は2024年10月31日、マイナーチェンジ版の新型「アウトランダーPHEV」を発売しました。12月16日時点で、月販目標1000台を大きく上回る4600台以上を受注するなど、好調な立ち上がりだといいます。
同社のフラッグシップに位置付けられるプラグインハイブリッド(PHEV)のSUVは、どのように生まれ変わったのでしょうか。
10年ほど前、初代アウトランダーのCMに登場していたという俳優の江口洋介さんが、この新しいアウトランダーPHEVのCMに再び登場したことでいま、話題を呼んでいます。
その進化を取材し続けてきた筆者(カーライフ・ジャーナリスト まるも 亜希子)からしても、丹念に磨かれた内外装や刷新されたPHEVシステムなど、「ついにここまできたか」と感慨深いモデルとなっています。
エクステリアデザインだけを見ると、最初はあまり変わっていないような印象を受けますが、それこそが三菱の狙い。
現行モデル登場時から「威風堂々」を掲げ、力強く頼もしいデザインが好評だということで、今回のマイナーチェンジでは大きく意匠を変えずに、感覚的質感をアップする開発にシフトしたのです。
フロントグリルやバンパーは、並べて見比べないとわからないくらい細かな違いにもかかわらず、質感がアップした印象を伝えてきます。
ターンランプやバックランプをLED化し、大きなところではアルミホイールのデザインを変更。
タイヤの銘柄がエコタイヤブランドのオールシーズンタイヤから、ラグジュアリーSUV向けのブリヂストン「アレンザ」に変更されたことも、洗練された印象に響くのではないでしょうか。
ボディサイズは全長と全高が5mmずつアップしていますが、そのほかはキープされています。
インテリアを見てみると、これまでのスポーティな空間から一変、ビジネスシーンにもマッチするようなモダンで上質な空間となった印象を受けます。
センターにドンと置かれたディスプレイは9インチから12.3インチに拡大され、前席がたっぷりとしたクッションに高級レザーのセミアニリンを使用した表皮で、座るとホッと包まれるような上質感。
細かなところでは、デジタルルームミラーがフレームレスとなったり、室内ランプがLED化されたり、ペダルがアルミペダルとなっているところも上質感を強めているはずです。
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