「車中泊」の達人は「ハイエース」で「極める」!? アウトドア派憧れのトランポ仕様「ハイエース MRT」が最強すぎる

人気商用バンのトヨタ「ハイエース」には、車中泊向けの装備なども充実しアウトドアで活躍できる純正の特装車「マルチロールトランスポーター」を設定しています。どのような仕様なのでしょうか。

「マルチロールトランスポーター(MRT)」は最強純正コンプリートカー

 トヨタ「ハイエース」は、仕事のツールや貨物をたっぷり積載できる1BOX(箱型)ボディを特徴とする人気の商用バンです。
 
 業務用途のみならず、近年はアウトドアレジャー用の道具を積んだり、ベッドを設置して車中泊を楽しむ個人ユーザーの購入も増加。こうした需要の高まりを受け、メーカーは最強の使い勝手を誇る純正「コンプリートカー」を用意していました。

個人ユーザーのニーズにも応えるトヨタ「ハイエース」の上級グレード「ハイエースバン スーパーGL」(標準ボディ・標準ルーフ)
個人ユーザーのニーズにも応えるトヨタ「ハイエース」の上級グレード「ハイエースバン スーパーGL」(標準ボディ・標準ルーフ)

 現行型ハイエースは2004年8月に登場し、18年の長きにわたり現役を続けているロングセラーモデルです。

 大規模なマイナーチェンジを含めた改良を続け常にアップデートを実施し、魅力を維持し続けています

 2022年4月にも先進運転支援機能の追加や、ディーゼルエンジンの燃費向上といった一部改良をおこないました。

 ハイエースのボディタイプは、大きく分けて3つ。

 標準ボディ・標準ルーフの4ナンバー仕様と、ワイドボディ・ミドルルーフの1ナンバー仕様、そしてワイドボディ・ハイルーフのスーパーロング仕様です。

 そのうちスーパーロング仕様は、全長5380mm×全幅1880mm×全高2285mmとかなりの大型サイズで、本格的なキャンピングカーのベース車両にもなっていますが、日常的に使用するにはやや持て余す大きさです。

 個人ユーザーには、標準ボディ(全長4695mm×全幅1695mm×全高1980mm)と、ワイドボディ・ミドルルーフ仕様(全長4940mm×全幅1880mm×全高2105mm)がオススメです。

 この2タイプには、商用に徹したシンプルな仕様のほかに、ミニバン並みの後席シートを備え装備も充実させた上級仕様「スーパーGL」と、これをベースに内外装をより豪華に仕立てた特別仕様車「スーパーGL ダークプライムII」が用意され、個人ユーザーには特に好まれています。

 そしてスーパーGLとスーパーGL ダークプライムIIをベースにした純正コンプリートカー(特別な装備・仕様を架装した状態で販売されるクルマ)が、アウトドアレジャー派の需要を一手に引き受ける「最強のハイエース」だと密かに支持されています。

 トヨタの純正アクセサリーやエアロパーツなどを扱う「MODELLISTA(モデリスタ)」が手がけるそのモデルの名前は「ハイエース MULTI ROLE TRANSPORTER(マルチロールトランスポーター:以下、ハイエース MRT)」です。

 ネーミングにある“TRANSPORTER”とは「トランポ」とも略され、オートバイや自転車などを輸送する車両を指します。

 ハイエース MRTも、専用の強化フロアとして、床上の段差を解消する根太、防音と高さを微調整するレジンフェルト、べニアの板張り、ロンリューム(ビニール製床シート)を重ねた多層構造化。

 荷物を固定するアンカーナットも床面に装備され、車両輸送の用途に対応しています。

 また汚れに強いロンリューム床は掃除もしやすく、アウトドアレジャーなどで用いる道具類を載せるのにも重宝します。

 さらにハイエース MRTは、トランポ需要のみならず多彩な用途にも対応しています。

 シンプルな構成の床仕様「Type1」に加え、床+トリム仕様の「Type2」の2タイプを設定しますが、車中泊ユーザーには、Type2がオススメです。

 Type2は収納ボックス付きの専用成形フルトリム内装を備え、さらにオプションでベッドキットが用意されます。

 長さ1740mm×幅1430mm(標準ボディ)/1610mm(ワイドボディ)、許容荷重200kgとセミダブル級の大型ベッドが備わり、大人2名が余裕をもって就寝可能なスペースが確保されます。

 ベッドの下には十分な収納スペースもあるので、荷物を移動せずに気軽に寝ることができるほか、未使用の際には折りたたむことができるので、通常は業務用の大きなバンとして、週末は遊び用にとフル活用できます。

 ハイエース MRTの架装販売価格(消費税込み)は、TypeIIで391万700円(スーパーGL・標準ボディ・2WD・ガソリン)から416万6600円(DARK PRIME II・ワイドボディ・4WD・ディーゼル)です。

※ ※ ※

 ハイエースには、エアロパーツやアルミホイール、スポーツマフラー、ショックアブソーバーセットなど、メーカー純正のオプションアイテムも豊富に用意されています。

 ハイエース MRTを買ったあとも、好みの仕様へとさらなるカスタマイズを実施することも可能となっています。

トヨタ・ハイエース のカタログ情報を見る

【画像】「変幻自在!?」 ベッドも揃う「ハイエース」純正コンプリートカーの室内を写真で見る(35枚)

【2024年最新】自動車保険満足度ランキングを見る

画像ギャラリー

トヨタ「ハイエース」純正コンプリートカー「MULTI ROLE TRANSPORTER(マルチロールトランスポーター)」[MODELLISTA(モデリスタ)]
トヨタ「ハイエース」純正コンプリートカー「MULTI ROLE TRANSPORTER(マルチロールトランスポーター)」[MODELLISTA(モデリスタ)]
トヨタ ハイエースバン スーパーGL(標準ボディ・2WD ディーゼル車)[2022年4月一部改良モデル]
トヨタ ハイエースバン スーパーGL 特別仕様車“ダークプライム II”[写真は2018年8月モデル追加時のモデル/最新モデルとは細部が異なります]
トヨタ ハイエースバン スーパーGL 特別仕様車“ダークプライム II”[写真は2018年8月モデル追加時のモデル/最新モデルとは細部が異なります]
トヨタ ハイエースバン スーパーGL 特別仕様車“ダークプライム II”[写真は2018年8月モデル追加時のモデル/最新モデルとは細部が異なります]
トヨタ ハイエースバン スーパーGL 特別仕様車“ダークプライム II”[写真は2018年8月モデル追加時のモデル/最新モデルとは細部が異なります]

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー