トヨタ新型「ノア・ヴォクシー」どちらが人気? 「ノア」が大健闘!? 人気兄弟車バトル「決着」はつくか
トヨタのミディアムサイズミニバン「ノア」「ヴォクシー」は国内トップレベルの販売台数を誇る人気の兄弟車種です。実際のところ人気が高いのはどちらなのでしょうか。販売現場の声を聞いてみました。
大人気ミニバンのトヨタ新型「ノアヴォク」兄弟どちらが人気?
2022年1月に発売されたトヨタの人気ミニバン 新型「ノア」「ヴォクシー」。
登場以来、ミニバンだけにとどまらず国産車全体でみてもトップレベルの販売台数を誇る人気車種となっています。
2001年の初代がデビューした「ノア」「ヴォクシー」は、両側スライドドアを装備し、大きすぎずちょうど良いサイズ感が魅力の3列シートミニバンです。
4代目となる現行型は2022年に8年ぶりのフルモデルチェンジを実施したばかりのニューモデル。
使い勝手の良いパッケージングはそのままに、TNGAプラットフォーム(GA-C)による走行性能の向上や、最新仕様の運転支援機能「トヨタセーフティセンス」採用などが特徴となっています。
エクステリアは、ノアが上質でモダンなデザインなのに対し、ヴォクシーはスポーティで迫力のあるデザインであることが主な違いです。
一方でノアは標準タイプと、エアロパーツなどにより外観をカスタマイズしたエアロタイプを用意していますが、ヴォクシーは全車エアロタイプのみで、かつ外観デザインやボディカラー、内装の仕立てなど3タイプそれぞれで細部が異なっています。
なお、パワートレインはノアとヴォクシーで共通で、2リッターガソリンモデルと、1.8リッターハイブリッドモデルが選択できます。
ここで、販売台数を見てみましょう。日本自動車販売協会連合会(自販連)が毎月発表している販売台数一覧によると、2022年11月ではノア5080台、ヴォクシー4954台とほぼ同等で若干ノアが多く(126台)、10月はノア7166台、ヴォクシー7201台とほぼ同等でありながら今度はヴォクシーがやや多い(35台)販売台数を記録しています。
さらに、9月はノアよりヴォクシーが471台多く、8月はヴォクシーよりノアが396台多いなど、新型「ノアヴォク兄弟」の販売状況はほぼ互角という結果です。
では、実際に販売店のスタッフはどちらが人気だと認識しているのでしょうか。今回は東京都内のトヨタ販売店3店舗に話をうかがいました。
23区西部にあるA販売店のスタッフは以下のように話します。
「以前のモデルでは圧倒的にヴォクシーが人気でした。現行モデルの場合は割合としてはほぼ均等で、若干ヴォクシーが多いように感じます。
ノアはどちらかというと女性・ファミリー向けで、ヴォクシーは男性向けを想定していますが、キリッとした精悍な表情のヴォクシーが人気な傾向にあると思いますね」
先代ではノア・ヴォクシーともに価格の差はほとんどありませんでしたが、新型ヴォクシーはノアよりもやや上級な位置づけとなっており、同グレードで比べると価格は5万円から7万円程度高い設定となっています。
そもそもノアも標準タイプよりもエアロタイプは価格設定が高く、ヴォクシーはそれよりさらに高価です。しかし多少の価格差よりも、気に入ったエクステリアデザインのヴォクシーを買うこだわりの強いユーザーが多いと考えられます。
単純にグレード構成の問題じゃないの?ヴォクシーは極論2択、しかも外観あまり変わらないからね。
ノアはグレード展開が多く、価格差も大きい。しかもヴォクシーより安い。ヴォクシーの外観は個性強いので好き嫌い分かれる。
てこと考えれば素人でも分かると思うんだが。