白河に「新たな骨格」! 国道294号の南湖トンネル&バイパスが2月開通 旧街道のクネクネ解消

福島県白河市の国道294号「白河バイパス」が全線開通します。

「白河バイパス」が全線開通

 福島県は2022年12月6日、白河市で建設を進めてきた国道294号の「白河バイパス」が2023年2月4日14時に全線開通すると発表しました。

国道294号「白河バイパス」のすでに開通している区間((C) Google)
国道294号「白河バイパス」のすでに開通している区間((C) Google)

 国道294号は、千葉県柏市を起点とし、茨城県常総市、栃木県真岡市・大田原市、福島県白河市などを経由して会津若松市に至る約210kmの道路です。

 白河市内では、奥州街道(陸羽街道)の道筋を継承している関係で道幅が狭く、クランク状の曲がり角も連続しており、安全確保や慢性的な渋滞の解消が課題になっていたといいます。

 このため1995年度から延長4.12kmのバイパス整備に着手。既に完成している1.98kmに加え、今回、南湖トンネル(延長474m)を含む1.56kmと、トンネルから北へ進んだ先の0.58kmの供用が始まり、全線開通を迎えます。

 開通する道路は2車線(片側1車線)、幅員は14.5~30.0mです。

 県は「白河市内の骨格をなす本バイパス開通により市内の混雑解消や地域活性化、広域的で安定した物流の確保などが図られるものと期待している」としています。

【画像】白河市内のクネクネ現道とまっすぐバイパスを地図で確認する(6枚)

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