サイレン鳴らして迫ってくる!? 「どうすれば良い?」パニックに… 緊急車両が接近した場合の正しい対応とは
緊急車両の進行を妨げたら、罰則はある?
緊急車両の進行を妨げたときの罰則が定められており、「本線車道緊急車妨害」と判断された場合は、普通車なら反則金6000円、違反点数1点となります。
また、オーディオなどの音量が大きく「緊急車両のサイレンに気が付かなかった」という場合は「安全運転義務違反」と判断され、反則金9000円、違反点数2点です。
そのほか、救急車で搬送されている病人やけが人の関係者だとしても、救急車と一緒に信号を無視したり、ほかのクルマに道を譲ってもらったりするのは道路交通法違反となります。

また、もし緊急走行中の緊急車両と事故を起こしてしまった場合、状況にかかわらず過失責任は一般車両のほうが大きくなる傾向にあるようです。
たとえば、停止義務免除の特例に基づき赤信号で交差点に徐行して進入した緊急車両と、青信号で交差点に進入した一般車両が出会い頭に衝突した場合、その過失割合は緊急車両20%、一般車両80%が基本になるとされています。
さらに、見通しがよい交差点の場合や緊急車両が先に交差点に進入していた場合は、一般車両が100%の過失に問われる可能性もあります。
このような事態になることも考慮し、ドライバーは常に安全運転を心がけ、冷静な判断をする必要があると言えるでしょう。
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緊急走行中の緊急車両が近づいてきたら、進行を妨げないように避けなければいけません。
どのような状態でも正しい判断がとれるように、交通ルールを改めて理解し直しておきましょう。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。













