虎ノ門~晴海が信号なしで直結! 東京都心の「環状2号線」18日全通 築地の地下トンネルがつながる!
東京の環状2号線がついに全線開通を迎えます。新橋~築地間の本線トンネルの供用が始まり、虎ノ門から晴海までが信号なしで走れるようになります。
築地虎ノ門トンネルが全通
東京都内で建設が進められてきた環状2号線が、2022年12月18日15時に全線開通を迎えます。
環状2号線は千代田区神田佐久間町から江東区有明を結ぶおよそ14kmの道路です。「外堀通り」「環二通り」といった通称が付けられています。
今回開通するのは、新橋~築地間の本線トンネル(約1.4km)です。新橋側は2014年開通のトンネルと接続し、長さ1840mの「築地虎ノ門トンネル」として1本につながります。
この築地虎ノ門トンネルは4車線(片側2車線)、設計速度50km/hです。途中の汐留にランプ(出入口)が設けられるとともに、既存の新橋側のトンネル出入口もランプに変わります。
これにより、都心部の虎ノ門から臨海部の晴海まで約3kmが信号なしで走れるようになります。
環状2号線は当初、築地市場の跡地に地下トンネルを通して、東京オリンピック・パラリンピックの主要アクセス道路として使われる計画でした。
しかし市場移転の遅れが影響して、結局、環状2号線は当初の計画から2年ほど後ろ倒しでの全線開通となります。
都によると今回の開通により、臨海部と都心部を結ぶ交通・物流ネットワークの強化や、並行する晴海通りの渋滞緩和、防災性の向上が期待されるということです。
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