国内価値の“約2倍”!? 28年前のトヨタ「ハイエース」が米で落札! 旧型国産バン需要ある?
Cars and Bidsは、アメリカやカナダにあるクルマを競売にかけるオークショニア。同サイトで2022年10月29日にトヨタ「ハイエースワゴン」が出品され、1万5670ドル(日本円換算で約221万円)で落札されました。
普通の”バン”まで“海外輸出”? 約2倍の値段で落札
Cars and Bidsは自社が運営する同名のオークションサイトで、アメリカやカナダにあるクルマを競売にかけるオークショニア。
2022年10月には、2022年10月29日にトヨタ「ハイエース」(ハイエースワゴン)が出品され、1万5670ドル(日本円換算で約221万円)で落札されましたが、どのような車両なのでしょうか。
ハイエースの初代モデルは1967年登場と長い歴史を持つ商用バン。グローバルで展開されており、最新モデルは6代目となる300系ハイエースですが、日本では販売されておらず、日本では先代モデルである200系ハイエースが継続展開されています。
今回落札されたハイエースは、4代目(通称「100系」)となる1994年式のなかでも、3列シートを備えた乗用ワゴンタイプの上級モデル「ハイエースワゴン スーパーカスタムリミテッド(4WD)」です。
1989年に登場した4代目ハイエースのワゴンモデルは米国では販売されておらず、このクルマも2021年11月に米国に輸入されたものだといいます。
パワートレインには最高出力130馬力・最大トルク213lb-ftを発揮する3.0リッター直列4気筒ディーゼルターボエンジンを搭載、これに4速ATが組み合わされ4輪を駆動します。
ルーフには3分割されたサンルーフを備えるほか、上質なモケットシート地の回転式2列目シートや折りたたみ式の3列目シート、センターコンソールの冷蔵&保冷ボックス、電動カーテン、前席と3列目シートの通話が可能な「ジョイフルトーク」など、現代のミニバンかそれ以上の豪華装備が搭載されています。
実稼働かどうかは不明ですが、純正の電気湯沸かし器といったレアなアイテムまで備わっていて、いまとなっては非常に貴重です。
またオーナーによって、15インチのホイールへの換装やトレーラーヒッチおよびルーフラックの追加が行われています。
外装や内装は年代を感じさせないとても綺麗な状態で、走行距離が5万8300kmと年式を加味すると低走行です。
出品地域はアメリカ・ウィスコンシン州クリーンでした。
オークションサイトでは62枚の高画質画像と動画とともに本車両は掲載されており、かなり詳細に確認することができます。
このクルマは、2022年10月29日に24回の入札の後、1万9250ドル1万5670ドル(日本円換算で約221万円)と日本で販売されている同様のハイエースと比較すると2倍近い金額で落札されました。
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今回出品されたハイエースのほかにも、日産「ホーミー」など多数の“古い国産バン”が海外オークションで販売されています。
このようなクルマの存在から、北米における古い国産バン需要も一定層あるのではないかと推察できます。
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