「ゴツかわいい」新型軽ワゴンで「車中泊」可能!? 初公開された「デリカミニ」の「寝床」性能を予想する
2023年初夏に発売を予定する新型軽ワゴン「デリカミニ」のスタイリングが先行公開されました。キャンプなどのアウトドアレジャーにも活躍しそうなニューモデルですが、最近注目度も高い「車中泊」性能はどうなのでしょうか。
メーカーは明言してないけど……ベースは「eKクロス スペース」か
三菱は2022年11月4日、来年初夏に発売を予定する新型軽スーパーハイトワゴン「DELICA MINI(デリカミニ)」の外観デザインを初公開しました。
クロスオーバーミニバン「デリカD:5」のイメージを受け継いだタフなスタイリングはアウトドアでも映えそうですが、キャンパーにとって気になるのはデリカミニの「車中泊」性能でしょう。予想してみました。
新型デリカミニは、1968年のデビュー以来半世紀以上に渡り続く伝統のネーミング「デリカ」シリーズの末っ子です。
現在は、SUVの走破性とミニバンの実用性を兼ね備えたクロスオーバーミニバン「デリカD:5」と、コンパクトハイトワゴン「デリカD:2」がラインナップされています。
三菱によると、デザインテーマは「DAILY ADVENTURE(毎日の冒険)」だといい、デリカD:5に代表されるデリカシリーズの世界観を、軽スーパーハイトワゴンに詰め込んだのだと説明します。
正式発売はまだ半年以上も先とみられ、室内の様子や性能面、車体の寸法といった情報はまだ明らかにされていませんが、ヒントはあります。
2022年11月上旬現在、三菱の軽スーパーハイトワゴンのラインナップとして「eKスペース」と「eKクロス スペース」が販売されています。
2020年3月にフルモデルチェンジした2代目のeKスペースと同時に、SUVテイストを加えたクロスオーバーモデルとしてデビューしたのが、eKクロス スペースでした。
eKクロス スペースは、三菱のフロントデザインコンセプトである「ダイナミックシールド」を採用。垂直に通したメッキバーと水平基調のグリルという力強いフロントマスクが印象的です。
このほかにも、ワイドなスタンスのフェンダー形状やブラックのフェンダーアーチ、そしてブラックのサイドシルガーニッシュといった加飾を特徴とします。
そのスタイリングはまさに「小さな」デリカD:5、つまり“デリカミニ”といった風情でした。
このようなラインナップで展開するなか、突如として現れた新型デリカミニですが、車体全体のフォルムや窓の形状、後席のスライドドアといった成り立ちはeKクロス スペースに極めて近いものです。
新型デリカミニが、これまでのeKクロス スペースをベースに、外装デザインを大幅リニューアルしたモデルであることは間違いないでしょう。
なお三菱が2022年11月4日におこなったオンラインの報道会見では、新型デリカミニ導入後にeKクロス スペースが廃止されるのか、あるいは継続販売されるかどうかについて、現段階では明確な回答はできないとしていました。
選択肢が増えることは良いことですが、「名は体を表す」を無視したものが多いですね。軽乗用車がベースなら軽乗用車以上の性能はありませんし、軽SUVはスズキのジムニー一択という現状から、見た目だけでユーザーを取り込んでもしょうがないというか、ダイハツもホンダも三菱も「らしさ」を出した軽SUVを出したらいいじゃないと思いますけどね。ハリボテとか偽物じゃなくて。