「ゴツかわいい」新型軽ワゴンで「車中泊」可能!? 初公開された「デリカミニ」の「寝床」性能を予想する
新型デリカミニなら工夫次第で車中泊も可能そうだ
eKクロス スペースをベースに大幅リニューアルされた外観デザインが先行公開された新型デリカミニですが、内装デザインや室内の使い勝手といった情報はまだ明らかにされていません。
とはいえ、基本的な室内のレイアウトは、現行eKスペース/eKクロス スペースとほぼ同等とみられます。
eKクロス スペースのボディサイズは、全長3395mm×全幅1475mm×全高1820mm(4WD/オプションのルーフレール装着車)で、ホイールベースは2495mmです。
社内測定値による室内長は2200mm、室内幅は1335mm、そして室内高は1390mm(リアサーキュレータ装着車)と、非常に広大な空間を持ちます。
なかでも室内高は、10歳前後の子どもなら、かがまずに立てるくらいの余裕があります。
シートアレンジについては、後席を前倒しにすると低くフラットな荷室空間が現れますが、前席背もたれがあるので、荷室長は1500mm以下といったところ。
eKクロス スペースで大人が就寝するためには、ふた通りのシートアレンジを試す必要があります。
まず、前席ヘッドレストを外したうえでフルにリクライニングさせ、後席と一体化させる方法がひとつ。後席も若干ですがリクライニングが可能です。
ふたつめの方法は、後席のヘッドレストを外したうえで背もたれを前倒しし、フルリクライニングさせた前席と組み合わせるという、やや裏技的なアレンジスタイルです。
後者のほうが、より長く1800mm程度の「寝床」を生み出すことが可能で、片側で大人1名、左右席を組み合わされば大人2名の就寝もいけるでしょう。
ただしいずれの場合でも、シートや荷室の組み合わせによる凹凸が発生します。とくに2番目の裏技的な方法では、前後シート間の段差もかなり大きめです。
したがって、キャンプ用のエアマットなどを用意することが必須条件となります。厚めのマットのほうが、凹凸をより柔軟に吸収できるのでおススメです。
内装に関する正式発表はまだですが、おそらく新型デリカミニでもシートアレンジの基本概念はeKクロス スペース同様だと予想されます。
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2022年11月4日に公開された新型デリカミニのスタイリングは、eKクロス スペースの力強いテイストを継承しつつも、少しかわいらしい印象もあります。どこが違うのでしょう。
三菱では新型デリカミニのフロントデザインも、ダイナミックシールドの概念を採り入れているといいます。
ただし垂直のメッキバーと水平基調のグリルという全体的に硬質なデザインだったeKクロス スペースに対し、半円形の「目」をした独特なLEDポジションランプの効果で、ぐっと柔らかさを与えているのが新しいところです。
三菱によると「女性ユーザーも多い軽市場の特性にあわせた」といい、現行eKスペース/eKクロス スペースを超える売れ行きが獲得できるか、正式発売が待ち遠しいところです。
選択肢が増えることは良いことですが、「名は体を表す」を無視したものが多いですね。軽乗用車がベースなら軽乗用車以上の性能はありませんし、軽SUVはスズキのジムニー一択という現状から、見た目だけでユーザーを取り込んでもしょうがないというか、ダイハツもホンダも三菱も「らしさ」を出した軽SUVを出したらいいじゃないと思いますけどね。ハリボテとか偽物じゃなくて。