マツダは、2022年9月15日に新型「CX-60」のe-SKYACTIV D搭載モデルを発売しました。

　なかでも内装の質感の高さにユーザーから注目を集めていますが、どういった室内空間になっているのでしょうか。

　今回は最上級グレードの「Premium Sports（プレミアム スポーツ）」の内装を見ていきます。

　新型CX-60は、縦置きエンジンプラットフォームを採用したマツダの新世代ラージ商品群第一弾に位置づけられるモデルです。

　先駆けて発売となったe-SKYACTIV D搭載モデルのパワートレインは、最高出力254馬力・最大トルク550Nmを発揮する3.3リッター直列6気筒ディーゼルターボエンジンを搭載。

　さらに48Vマイルドハイブリッド「M Hybrid Boost」を備えています。なお、日本仕様は4WDのみの設定です。

　発売後の新型CX-60について、ユーザーからはさまざまな意見が見られますが、なかでも「レクサス乗ってるけど、内装に嫉妬する」「乗っていて満足度高そう」「試乗したけど内装の質感半端なかった」など、内装の質感の高さについての声が多数見受けられます。

　なかでも反応が多かったのは最上級グレードに位置するプレミアムスポーツですが、具体的にどういった内装になっているのでしょうか。

　プレミアムスポーツは、タン色（黄土色）とブラックにより質感を演出した室内空間に仕上がっています。

　スエード調の素材表現によって全体の質感を高めており、随所にはダーク色を用いたパーツが引き締めのアクセントに。

　座席の素材には、上質で柔らかいナッパーレザーを使用。またセンター部にはスエード素材を採用し、キルティングを施すことで質感を高めながら高級感を演出しています。

　さらに座席の中央には艶のあるダーク色のコードバン調表皮をアクセントとしており、スポーティに引き締めています。

　このほか運転席側には「10Wayパワーシート＆ドライビングポジションメモリー機能（シート位置／アクティブ・ドライビング・ディスプレイ／ドアミラー角度）」を搭載。

　複数のシートポジションに加え、アクティブ・ドライビング・ディスプレイ、ドアミラー、ステアリング（電動可動式）の設定を記憶できるメモリー機能を採用しており、いつでも自分が使うキーに自分のポジションを記憶させておくことで、解錠してドアを開けると自動的にそのポジションがセットされ、ドライバーごとのポジションが得ることが可能です。

　また助手席にも10Wayパワーシートが搭載。運転席、助手席ともにシートヒーターとシートベンチレーションを備えるほか、後席にもシートヒーターが備わります。

　ベンチレーション機能は、乗員とシートの間の熱のこもりを吸い出し、暑い季節でも快適な運転環境を提供するものです。

　背もたれと座面の広範囲に吸い出し口を設け、局所的な冷えの防止にも注力。吸い出し風量は3段階で調節が可能です。

　さらにリアシートは、「4:2:4分割可倒式シートバック＆リモコンレバー」が備わることで、用途や乗車人数に応じたシートアレンジメントが可能となっています。

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　最上級グレード「XD-HYBRID プレミアム スポーツ」の価格は、547万2500円です。（消費税込み）

　e-SKYACTIV D搭載車はプレミアムスポーツを含め全4グレードの設定で、ほかにも3種類のパワーユニットが設定されます。

　なお、e-SKYACTIV D搭載車以外の発売開始は、2022年12月以降の予定です。