「Nレンジ」多用で燃費向上ホント? 下り坂の空転は危険行為! Nレンジより効果ある「ボタン操作」とは
燃費に効果あるの? 「Nレンジ」よりも効果ある「あのボタン」とは
クルマの機能としても信号待ちなどの停車時にエンジンが自動で停止する「アイドリングストップ」が搭載されており、燃料消費を抑えることができます。
その機能に近しい行為として、「AT車の信号待ちなどでNレンジ(ニュートラル)にシフトを入れておく」という燃費が向上するという噂が聞かれますが本当なのでしょうか。
首都圏の自動車整備士をしているA氏は、信号待ちにNレンジにすることについて「Nレンジにしてもエンジンが停止しているわけではありません。そのため、ほとんど変化はないです」と話しています。
その一方でA氏はNレンジよりもA/C機能が燃費に影響すると話しています。
「エアコン操作において、『A/Cボタン』をONにしているほうが燃費に影響します。
A/C(エアコンディショナー)は、ONにすることでコンプレッサーを動かし、冷房・除湿機能を作動させる機能で、コンプレッサーを作動させるためにはエンジンの出力を使うことから、結果的に燃費を悪化させる要因となります。
ただし、夏場の冷房を使用する場合は、空気を冷やして除湿するA/C機能は必須ですが、暖房はエンジンの熱を使って車内を温めるので、暖房機能のオン/オフのみで使用することができます」
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また、燃費を向上させる方法として警察庁、経済産業省、国土交通省、環境省で構成されているエコドライブ普及連絡会は「エコドライブ10のすすめ」を公表しています。
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・自分の燃費を把握しよう
・ふんわりアクセル「eスタート」
・車間距離にゆとりをもって、加速・減速の少ない運転
・減速時は早めにアクセルを離そう
・エアコンの使用は適切に
・ムダなアイドリングはやめよう
・渋滞を避け、余裕をもって出発しよう
・タイヤの空気圧から始める点検・整備
・不要な荷物はおろそう
・走行の妨げとなる駐車はやめよう
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これらの基本的な行為を意識することで燃費に影響があるほか、安全運転にも繋がります。
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