トヨタがSEMAショー2022で「GR86」専用レース車初公開 2023年より独自レースを米国で開催

トヨタの北米法人は、2022年11月1日から開幕したカスタムカーイベント「SEMAショー2022」(アメリカ・ラスベガス/米国自動車用品工業会主催)に、2023年より米国で開催予定の「GR86」ワンメイクレース用車両を出展しました。

レースカーの知見は今後の市販車づくりにも反映

 トヨタの北米法人は、2022年11月1日から開幕したカスタムカーイベント「SEMAショー2022」(アメリカ・ラスベガス/米国自動車用品工業会主催)に、TOYOTA GAZOO Racing(トヨタ ガズーレーシング)の北米部門(TGRNA)が、スポーツクーペ「GR86」をベースにしたレースカーを出展しました。
 
 TGRNAが2023年より開催するワンメイクレース「GR Cup」参戦用カップカー「GR86 CUP CAR(以下GR86カップカー)」です。

トヨタが掲げる「もっといいクルマづくり」のため、GR Cupのレースから得られる知見は市販車の開発に生かされるといいます[北米で2023年より開催予定のワンメイクレース「GR Cup」参戦用カップカー「GR86 CUP CAR(カップカー)」]
トヨタが掲げる「もっといいクルマづくり」のため、GR Cupのレースから得られる知見は市販車の開発に生かされるといいます[北米で2023年より開催予定のワンメイクレース「GR Cup」参戦用カップカー「GR86 CUP CAR(カップカー)」]

 SROモータースポーツアメリカ公認のワンメイクレース用車両、GR86カップカーは、米国・ノースカロライナ州のTGRNA施設にて製作されます。

 GR86カップカーには、ボッシュのエンジンマネージメントによる2.4リッター水平対向エンジンを搭載。Borla製カスタムエグゾーストシステムやSADEV製6速シーケンシャルトランスミッションと組み合わされます。

 またAlcon製ブレーキ、OMP製安全装置、ロールケージ、カーボンファイバーリアウィング、22ガロン燃料セル、TGRNA専用設計のマクファーソンストラット式サスペンションおよびJRI Shocks製の可変ショックアブソーバー、ストラタシス製カスタムボディ、TGRNAデザインのスプリッター、コンチネンタル製スリックタイヤ(245/620R18サイズ)などが装着されます。

 トヨタではモータースポーツを起点としたもっといいクルマづくりを推進するため、GR Cupのレースから得られる知見は、市販車の開発に生かされるとします。

 また北米トヨタのマーケティング本部副社長 リサ・マテラッツォ氏は、GR86カップカーについて次のようにコメントします。

「GRカップは、GRファンにとって、安全な公認の環境で自分の技術に挑戦できる新たな手段であり、レースファンにとって追いかけたい新しいシリーズです。

GR86の爽快感、優れたハンドリング、そしてさらにパワーアップしたパフォーマンスをさらに盛り上げることは間違いないでしょう」

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1件のコメント

  1. こういう普通に簡潔にタイトルを普段から書けんのかここは?

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