阪神の大動脈「3週間通行止め」 阪神高速3号神戸線の一部区間、2023年5月から改修
阪神高速3号神戸線で、2023年5月~6月にリニューアル工事を実施へ。これに伴い、およそ3週間の終日通行止めが計画されています。
京橋~摩耶間でリニューアル工事
阪神高速は2022年10月25日、大阪と神戸を結ぶ動脈の3号神戸線で、2023年の5月から6月にかけて終日通行止めを伴うリニューアル工事を実施すると発表しました。

通行止めの時期は、2023年5月~6月のうち、約3週間です。細かい日時は改めて告知されます。
区間は、3号神戸線(上下線)の京橋~摩耶間約4.2kmです。京橋PAは閉鎖されます。
3号神戸線の京橋~摩耶間は、1968年の開通から50年以上が経過し、コンクリート床版などの損傷が進行中。また、前回(2010年)の大規模補修から10年以上が経過し、舗装や橋梁継ぎ目の伸縮継手(ジョイント)の損傷も顕在化しているといいます。
特に、一部のコンクリート床版は砂利化により薄くなるなど重大な損傷が進んでおり、表面から補修しても損傷が繰り返し発生する状況です。損傷がさらに進展すると、路面陥没などの致命的な損傷につながる恐れがあるため、抜本的な対策が必要としています。
工事は、通行止め区間のうち2か所で著しく損傷したコンクリート床版を取り替えます。
また、鋼床版を採用している区間では、既設のアスファルト舗装を剛性の高い鋼繊維補強コンクリート(SFRC:Steel Fiber Reinforced Concrete)に置き換え長期の耐久性を確保します。
このほか、伸縮継手の削減や、舗装や伸縮継手の全面的な補修なども計画されています。
工事や通行止めの詳細については現在、関係機関と検討中としており、あらためて告知するということです。
Writer: くるまのニュース編集部
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