免許証だけじゃない! 車内に残された個人情報はどうする? 中古車購入で前オーナーの書類を発見! 対応方法とは
新車の長納期化により、需要が急増しているのが中古車です。そんな中古車ですが、購入した際に、前オーナーの個人情報が記載された書類が残っているケースがあります。万が一そのような状況に遭遇した場合、どのように書類を処分するべきなのでしょうか。
中古車買ったら前オーナーの書類が!どう処分すべき?
最近、新車の長納期化が著しく加速している状況のなかで、需要が急増しているのが「中古車」です。
そんな中古車ですが、購入した際に前オーナーの個人情報が記載された書類が残っているケースがあります。
万が一そのような状況に遭遇した場合、どのように書類を処分するべきなのでしょうか。
新車と比較しても、中古車は納車までの期間が短く、また最近ではきれいな状態の車両も多いため、新車を購入するよりも中古車を購入したほうが良いという人も増えています。
そんな中古車ですが、ごくまれに前オーナーの個人情報が記載された書類が車内に残っている場合があります。
そもそも、クルマを売却する際には、自動車検査証(車検証)や自賠責保険証明書など、さまざまな書類を用意する必要があります。
車検証は、クルマが保安基準を満たしていることを証明する書類となり、クルマの所有者名はもちろん、住所など、個人情報が記載されています。
同様に、自賠責保険証明書はドライバーが加入義務のある自賠責保険に加入していることを証明する書類です。
万が一、前述のような前オーナーの書類を納車後の車内で見つけてしまった場合、どのように処分するのが良いのでしょうか。
都内の中古車販売店の担当者は、前オーナーの個人情報が記載された書類が車内に残っていた場合の処分方法について、以下のように話します。
「個人情報の取り扱いは非常に繊細に、また慎重に行っております。
前オーナーの個人情報がわかるような書類がクルマに残っているということは基本なく、前オーナーの書類はお返しするか、もしくはこちらで処分させていただきます。
処分する際には名前や住所の部分を黒く塗った上で処分をおこなっています。
しかし、万が一前オーナーの情報が残った書類が車内に残っていた場合、ご自身でシュレッダーにかけるなど、適切に処分していただくようお願いします。
また、購入された中古車販売店に足を運んでもらい、店側で処分することも可能です」
中古車販売店では、次のオーナーにクルマを納車する前に、登録手続きをおこない、車検証の名義変更を行なっています。
また、前オーナーの自賠責保険の期間がまだ残っていた場合、次のオーナーの名義に自賠責保険も登録変更されます。
そのため、車検証と自賠責保険証明書が前オーナーの情報が記載されたまま中古車に残っているということはまずありえません。
そのほかの証明書は、名前や住所の部分が見えないように黒くしたり、シュレッダーにかけたりなど、必ず残らないように処分がおこなわれています。
一方、クルマの整備記録は、車検や定期点検の際にどんな部品と交換したのかといった整備履歴が残っている貴重なデータです。
「大切に整備されている」ということがわかることから、クルマ自体の信頼性にも大きく影響するため、名前や住所など、個人情報部分を切り取って残しているケースが多くあります。
また前オーナーがカーコーティングなどを施していた場合に、氏名などの個人情報が記載された証明書や保証書がダッシュボードやトランクに残されていた事例もあるようです。
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