免許証だけじゃない! 車内に残された個人情報はどうする? 中古車購入で前オーナーの書類を発見! 対応方法とは
カーナビも個人情報の宝庫だった?
クルマにはさまざまな個人情報が潜んでいますが、実はカーナビにもたくさんの個人情報が隠されています。
目的地まで案内をしてくれるだけでなく、音楽やラジオ、DVDビデオを再生したり、音声入力ができたり、さらにはレーダー探知機が付いていたりと、クルマを快適に利用する上では必須な機能となっています。
その便利さゆえに、カーナビのデータにはドライバーの個人情報の宝庫といっても過言ではないほどの情報が搭載されています。
例えば、カーナビ上で勤務地や自宅、家族の家などの住所を登録していた場合、その住所の履歴だけでなく、自宅から勤務地までのルートやよく通る経路まで把握されています。
さらに、ハードディスクに音楽データを取り込んでいた場合、音楽履歴が残ったままになってしまうおそれがあります。
また、「Bluetooth」を使用してカーナビ上で音楽を聞いている場合、所有しているスマートフォン、またはそれに準ずる端末の名前やデータが残ってしまう可能性があります。
このように、カーナビにはさまざまな個人情報が隠されているため、前出の担当者によると、中古車販売店では下取や買取されたクルマのカーナビのデータを必ず消去しているといいます。
その一方で、カーナビの初期化は義務付けられていないため、クルマを売却する際には、事前に自身でカーナビのデータを初期化しておくのが最善の策といえそうです。
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ちなみに、日本自動車整備振興会連合会によると、クルマに取り付けられている自動車登録番号(ナンバープレート)は、これのみでは特定の個人を識別することができないため、個人情報には該当しません。
しかし、ナンバープレートの写真をSNSなどにアップロードした場合、ナンバープレートから登録地や生活圏などがバレてしまうおそれがあります。
ナンバープレートは個人情報には該当しませんが、自身のプライバシーの観点からも、個人情報同様に慎重に取り扱う必要があります。
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