日産「MT車が消滅」の危機!? 残るは「Z」だけ? マーチ生産終了でオジサン世代落胆の残念な現状とは
日産「マーチ」の生産終了が報じられています。これが事実だとすれば、日産のMT車がほぼ絶滅状態に。残るのはわずか1モデル、新型「フェアレディZ」のみとなってしまいます。
200万円以下で買える貴重なMT車「マーチ NISMO S」も消滅か!?
2022年8月末、日産「マーチ」が生産終了と新聞などで報じられました。1982年から続く老舗のコンパクトカーブランドだけに、SNSなどでも惜しむ声があがっています。
そんななか、マーチが販売終了するともうひとつの「大きな問題」が発生するのをご存じでしょうか。
国内の日産車に残るMT(マニュアルトランスミッション)を搭載するモデルが「フェアレディZ」のみとなる……という事実です。
マーチは2ペダルのAT(エクストロニックCVT)が基本で、ノーマルモデルのMT仕様はすでに消滅しています。
ただしカスタムモデル「マーチ NISMO S」のみ、唯一の5速MT仕様が残されていました。
マーチ NISMO Sは、日産のワークスレーシングチーム名を冠したスポーティ仕様です。
通常のマーチは、最高出力は79ps(58kW)、最大トルクは106Nmの1.2リッター直列3気筒エンジンが積まれます。
これに対しマーチ NISMO Sには、専用チューニングを施した1.5リッター直列4気筒「HR15DE型」DOHCエンジンが搭載されます。トランスミッションは5速MTのみという、今どき珍しい硬派な仕様となっています。
最高出力は116ps(85kW)、最大トルクは156Nmです。
圧倒的な高性能とはいえないものの、わずか1010kgの軽量なボディとの組み合わせで3ペダルのMTを駆使して走る感覚は、痛快そのものといえます。
消費税込み価格は187万6600円で、200万円を切る設定というのもうれしいところです。
対する新型フェアレディZは、2022年1月より予約受注を開始し、今夏に正式発売を開始したばかりのニューモデルです。
3リッター V型6気筒「VR30DDTT型」DOHCツインターボ 直噴エンジンを搭載。スーパースポーツモデルに相応しく、最高出力405ps(298kW)、最大トルク475Nmの超ハイパワーを後輪で駆動させます。
新型フェアレディZ(MTモデル)の価格は、524万1500円から646万2500円までとなります。
ツインターボエンジンの豪快すぎる高性能をMTで自在に操ることができるのも、MT車が少なくなった今では貴重な体験となります。
そんな新型フェアレディZはデビュー早々に受注が殺到していて、長い納車待ちとなっている模様です。
一方マーチ NISMO Sについては、すでに在庫わずかとの情報もあります。
いずれにせよ、貴重なMT搭載の2モデルが気になる人は、早めに販売店へ問い合わせてみたほうが良いでしょう。
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ちなみに商用車まで範囲を広げてみると、日産MT車の選択肢も少し拡がります。
ただし2021年10月のマイナーチェンジで、1BOXバン「キャラバン」(旧「NV350キャラバン」)に残されていたMT仕様が消滅していて、かなり選択の幅が狭まりました。
商用バン「NV200バネット」や「AD」のMT車はすでに廃止済です。
2022年9月現在でMT車が残っているのは、軽商用バン「NV100クリッパー」と軽商用トラック「NT100クリッパー」、そして小型トラック「アトラス」のみと、こちらもごくわずかな存在となっている状況なのです。
日産には、シビックやカローラスポーツ、インプレッサスポーツ、マツダ3のような走りが楽しいCセグハッチが無いよな
まあやる気無いんだろうな…
日産派だったんだがゴーンがいなくなって終わったと思ってる当時日産社長が悪いと思ってる。
トヨタにはチョットと抵抗があって今後はマツダに切り替えかな。