ここ数年のキャンプブームの影響もあり、近頃はクルマで寝泊まりする「車中泊」が注目されるとともに、自動車メーカーでも車中泊仕様のクルマや装備を用意するようになりました。

　そんななか、個人向けカーリースサービス「おトクにマイカー 定額カルモくん」を提供するナイル株式会社は、自家用車を持つ男女6117人を対象に車中泊についてのアンケートを実施。

　車中泊をしたことがあるか、またどのようにして過ごしたかなどについての調査結果が発表されました。

「車中泊をしたことがありますか？」という質問では、「ない」が57.5％、「ある」が42.5％となりました。

「ない」と回答した人が上回るものの、車中泊経験者は4割以上と多くの人がやったことがあることがわかります。

　車中泊したことが「ある」と回答した人に、「どこの座席で寝たか」を聞いたところ、もっとも多かったのは「運転席」で47.2％、続いて「後部座席」が37.5％、「助手席」が15.3％という結果になりました（複数経験がある人はもっとも多く利用している座席を選択）。

「車中泊で気持ち良く寝られたか」を聞いてみると、「寝られなかった」と回答する人の割合が多く61.2％でした。

　一方、車中泊で気持ち良く寝られたと回答した人に、「気持ち良く寝るための条件」について聞いたところ、もっとも多かったのは「下が平らになっていること」「でこぼこがないこと」などで、「足が伸ばせる／平らで広いスペースがある」で51.5％という結果になりました。

　続いて多かったのは「室温調整ができること」「断熱と防寒ができること」といった「適正な温度が保てる」で21.3％となりました。

　ほかにも遮光や防音など、車中泊であっても通常の就寝時と同じような「寝やすい環境」であることが気持ち良さを左右しているようです。

　車中泊で気持ち良く寝られたと回答した人に、「使用したクルマはフルフラットになるか」を聞いたところ「フルフラット可」は75.1％、「フルフラット不可」は24.9％でした。

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　クルマを持っている人のうち車中泊をしたことのある方は4割を超え、そのうち6割の人が車中泊では気持ち良く寝られていないことがわかりました。

　車中泊をする際は「足が伸ばせること」「平らであること」といったフルフラットできる車内が重要になりそうです。