トヨタが“アスリートたちの聖地”作る!? 2025年秋開業の「TOKYO A-ARENA PROJECT」の全貌とは?

去年12月に閉館し、22年の歴史に幕を閉じた江東区青海のショールーム、メガウェブの跡地にスポーツアリーナが建設されます。ショールームとして新型車や名車などが展示された巨大な空間で何ができるのでしょうか。

東京お台場「メガウェブ」跡地に次世代アリーナ誕生

 トヨタ自動車、トヨタ不動産、トヨタアルバルク東京は、東京都江東区、トヨタのショールーム施設のメガウェブの跡地に、次世代アリーナを建設するとともに、「TOKYO A-ARENA PROJECT」を推進すると、2022年8月29日に発表しました。

「可能性にかけていこう」というコンセプトのもと、さまざまなパートナーの協力を元にプロジェクトが推進されるといいますが、どのようなエリアになるのでしょうか。

「TOKYO A-ARENA PROJECT」のイメージ図
「TOKYO A-ARENA PROJECT」のイメージ図

 次世代アリーナは楕円形に配置された1万席を持ち、スポーツを至近距離で観戦できる臨場感のあるアリーナが建設されます。アリーナでは、Bリーグに所属するプロバスケットボールチームの「アルバルク東京」のホームアリーナとして主に使用されるほか、バレーや卓球などの室内競技や、パラスポーツ、eスポーツの舞台として使用される計画です。

ほかのアリーナにはないVIPルームや、選手の入退場時にハイタッチできるラウンジなど、スポーツを「もっとやりたくなる」、「見たくなる」ような工夫が施されています。

 2021年12月に閉館した「見て乗って感じる 体験型テーマパーク」であるメガウェブは、トヨタのショールームとして試乗のできる新型車を展示し、また併設するヒストリーガレージでは往年の名車を見ることができました。

「TOKYO A-ARENA PROJECT」はそのレガシーを引き継いだ拠点となれるように、観客席にドリンクやフードを運んだり、モビリティがそのままグッズショップになったり、モビリティに乗ったままスポーツ観戦できる仕組みを作るなど、トヨタのモビリティテクノロジーを活用した体験ができるように計画もされています。

 また、臨海副都心エリアの環境保全と活性化を目指し、青海に「青い海」を取り戻せるよう、会場内で出たゴミのリサイクル・リユース、プラごみの最小化、アリーナ内の飲食におけるフードロス対策、近隣マーケットで余った食材の有効活用、周辺の海の環境保全など、アリーナの運営に気候変動への対策を組み込みます。

 施設自体も、環境負荷の低減を図り、日本のアリーナで初のLEED認証(環境に配慮した建物を評価する国際的な認証制度)の取得を目指していきます。

 トヨタ自動車社長・トヨタ不動産会長の豊田章男氏は、次のようにコメントしています。

「今回の新たなアリーナの計画には私どものふたつの想いを込めました。ひとつは、『スポーツ/アスリートへの感謝』です。そしてもうひとつは『可能性へ挑戦する人をサポートし続けたい』という想いです。

 このアリーナは、トヨタのバスケットボールチーム『アルバルク東京』の新しいホームでもありますが、さまざまな競技の聖地になっていってほしいと考えています。パラスポーツや、競技人口が少なかったり、知名度が低くまだまだファンやサポーターが少ない競技などの力にもなっていければと思っています。今まで見たことのないアスリートたちの戦いを間近で見れるようになったり、人類が今までは到達しえなかった記録を破り新たな可能性を拓いていく、そんなことが実現できたら私自身も含め多くの人が勇気づけられ笑顔になれるのではと信じています。

 本日よりこの『TOKYO A-ARENA PROJECT』を進めてまいりますが、我々の持つ想いに共感いただける方々に今後、多く出会えたら、と願っております。多くの皆さまと想いを共にしながら、『可能性を広げるアスリートたちの聖地』を目指したいと考えております。みなさま、よろしくお願いいたします」

 TOKYO A-ARENAは2025年秋の開業を予定しています。

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