約5億円! 映画「カーズ」の「ポルシェ」を現実で再現!? 特別カラーと内装がオシャすぎる! 「911 サリースペシャル」が米で落札
ポルシェは、2022年8月23日に「911 サリースペシャル」が、オークションにて360万ドル(約4億9132万円)で落札されたと発表しました。911 サリースペシャルとはどのような車両なのでしょうか。
約5億で落札されたのは世界に一台の「カーズ」コラボ「ポルシェ」
ドイツの高級自動車メーカー「ポルシェ」は、2022年8月23日に「911 サリースペシャル」がRMサザビーズ・モントレー・オークションにて360万ドル(約4億9132万円)で落札されたと発表しました。
5億円近い金額で落札された911 サリースペシャルとはどのようなクルマなのでしょうか。
911 サリースペシャルは、クルマが人間のように生活している世界を描いた映画「カーズ」に登場するヒロイン役の「サリー・カレラ」を再現したモデル。
映画に登場する「サリー・カレラ」は2002年型の「911」(タイプ996)を模したキャラクターですが、今回作成された911 サリースペシャルは現行モデルの「911カレラGTS」をベースに制作されています。
ポルシェ エクスクルーシブ マニュファクチャラー ビークル ディレクターのBoris Apenbrink氏はこのクルマについて以下のようにコメントしています。
「911 サリースペシャルは、911カレラモデルの中で最も速く、最も俊敏なモデルである911カレラGTSをベースにしています。サリー・カレラのドライビングに対する情熱に応えるため、マニュアルギアボックスを搭載しています。カスタマイズの要素は細かく、多岐にわたります。」
実際、911 サリースペシャルには、911カレラGTSをベースにあらゆるカスタマイズが施されています。
ボディは、このプロジェクトのために手作業で塗られたというカスタムペイント「サリーブルーメタリック」でペイントされ、サリーのタトゥーも実装されています。
足元には、このクルマのためだけにつくられたというサリー・カレラのターボルックのホイールを、ポルシェのデザイナーが再解釈・再現したホイールを装備しています。
インテリアは、ポルシェのインテリアデザイナーであるDaniela Milosevic氏がチームを率いて、カーズを制作したピクサー(ピクサー・アニメーション・スタジオ)と協力しデザインされています。
外装色に使用されているサリーブルーメタリックをインテリアトリムにも使用。またシートなどには3色のペピタハウンドトゥースファブリックとチョークカラーのレザー、そしてスピードブルーのステッチを組み合わせ採用しています。
Daniela Milosevic氏はこの内装について、以下のようにコメントしています。
「インテリアにもサリーブルーメタリックを採用し、目立つ部分だけでなく、細部にまでこだわり、未来のオーナーに笑顔になってもらえるようにしました。
同時に、日常的な使い勝手や実用性も忘れてはならないポイントです。911 サリースペシャルは、頻繁に、そして喜んで運転されることを想定しています」
911 サリースペシャルには車体に加え、ポルシェ独自の時計製造施設で精密に設計・製造された「911 サリー スペシャル クロノグラフ」や室内用カーカバー、ワンオフモデルの開発と製造に関する本、デザイナー山下秀一氏による原画などが付随します。
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911 サリースペシャルは、今回RMサザビーズ・モントレー・オークションにかけられた1台のみが作られ、360万ドル(約4億9132万円)で落札されました。
オークションハウスによると、この落札価格はオークションで販売されたポルシェの新車としては記録的なものであるとのことです。
911 サリースペシャルによって得られたオークションの収益は、全て2つの慈善団体(Girls IncおよびUSA for UNHCR)に寄付されました。
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