打倒「ヤリスシリーズ」! 単一車種でランキング上位を狙う「本当の人気車」3選
販売台数ランキングで上位の常連となっているのがトヨタの「ヤリス」や「カローラ」ですが、両車は「シリーズ」として合算された台数で集計されており、単独車種の販売台数を見るとランキングの顔ぶれがかなり変わります。そこで、本当に売れている人気車をピックアップしました。
シリーズ合算ではなく「単一車種」で人気のクルマは?
新車の人気動向を確認するうえで参考にされるのが、一般社団法人日本自動車販売協会連合会が毎月公表している「新車販売台数ランキング」です。
登録車の月々の登録台数を集計したランキングですが、車名による「ブランド別」となっているため、上位の常連であるトヨタ「ヤリス」は別車種ともいえる「ヤリスクロス」や「GRヤリス」が、また「カローラ」も「ツーリング」や「スポーツ」「カローラクロス」までが含まれた数字となっています。
これは戦略的にブランディングされているともいえますが、必ずしも1モデルでは圧倒的な人気とはいい切れません。
そこで「単独車種として何が売れているのか?」を見ていくと、顔ぶれがかなり変わってきます。実際に売れているクルマはどのようなモデルがあるのでしょうか。
●日産「ノート」(3代目)
コンパクトなサイズに適度に快適な広さの居住空間、さらに先代から搭載されたシリーズ式ハイブリッド「e-POWER」の専用車として生まれ変わった日産「ノート」。
見た目や排気量からコンパクトカーに分類されていますが、ショートノーズ&ロングデッキのスタイルが特徴の5ドアハッチバックです。
ノートは可愛らしさを排除したシャープなフロントマスクを採用。プレミアムモデルの「ノート オーラ」も好評で、老若男女を問わず乗れる普遍性と適度な高級感を身につけました。
全長4045mm×全幅1695mm×全高1520mmと5ナンバーに収まるサイズながらホイールベースは2580mmで、後部座席も窮屈感はほとんど感じません。
ここに発電用の1.2リッター直列3気筒エンジン+駆動用モーターを搭載し、まとまり感のあるエクステリアで車格もBセグメント以上の高級感を感じさせます。
もちろん28.4km/L(WLTCモード)という低燃費や、駆動はモーターのみというEVに近い乗り味も魅力的。
充電設備が増えているとはいえ、電気自動車は不安という人でも、ガソリンエンジンで発電するe-POWERであれば、市街地から長距離まで不安なく走行できるのもポイントです。
ノートとノートオーラはサイズも違うし、ヤリスシリーズと同じカウント方式。
ここで挙げるのは不適当。