SUV化の影響? トヨタ新型「クラウン」に黒い“耳たぶ”が搭載!? 意外と知らない!? 機能の特徴とは
2022年秋に発売が予定されているトヨタ新型「クラウン」のクロスオーバータイプには、仕様によってサイドミラーの下に黒い耳たぶのようなパーツが取り付けられています。これはどういった機能なのでしょうか。
クラウンに耳たぶ! どんな機能?
2022年7月15日にトヨタ新型「クラウン」が発表されました。今秋には「クロスオーバー」の発売が予定されており、ホームページでは詳細の情報を確認することができます。
そんななか、仕様によってサイドミラーの下に耳たぶのような装備がついているタイプがあるようです。これはどういった機能なのでしょうか。
7月におこなわれたワールドプレミアでは、クラウンが新たにクロスオーバー、スポーツ、セダン、エステートの4タイプで展開することが明らかとなり、2022年秋には第一弾としてクロスオーバーが発売されることが予定されています。
そんなクロスオーバーは、クーペライクなシルエットでありながら、力強さを感じさせるリフトアップスタイルを組み合わせたSUVの要素も兼ね備えています。
また従来のセダンから一変し大径タイヤを採用し、外側に張り出した足回りとボディとタイヤの隙間のバランスが吟味されたことでセダンとSUVを融合したスタイルに。
ボディサイズは4930mm×1840mm×1540mmと、従来のセダンのイメージとは異なり、サイズ感があることが分かります。
クロスオーバーにはいくつかグレードが設定されており、仕様によってはサイドミラーの下に黒い耳たぶのような装備を搭載しています。この機能は一体どういうものなのでしょうか。
これは「補助確認装置」という装置で、別名で「サイドアンダーミラー」と呼ばれることもあります。
クルマによってはサイドミラーとは別にフロントフェンダー部分にミラーが取り付けられているものもあります。
この装備は、新型クラウンでは仕様によって有無が異なり、によって設定されており、アドバンストパーク(リモート機能付き)やパノラミックビューモニターを選択しない場合に装着されます。
この装備は発進時または低速時に左側車両側面を確認する時に役立つ機能で、道路運送車両法の保安基準にて取り付けが定められています。
過去2003年に、高さのあるボンネットを持つ乗用車ほか小型トラック、中型トラックを対象に発進時、駐車時における事故を防止する目的として「間接視界基準」が導入。
基準では、自動車の前方2mにある高さ1m、直径0.3mの円柱(6歳児を模したもの)を鏡などを用いず直接視認できることが基準要件となり、クルマの条件や環境によって取り付けられているクルマがあります。
このように、取り付けが義務化されていることから、安易に外すことなどはできません。
トヨタはホームページのよくあるご質問では、「補助確認装置(フロントアンダーミラー・サイドアンダーミラー・フェンダーミラー等)取り外してもいいですか?」という質問に対し以下のように回答しています。
「補助確認装置(フロントアンダーミラー・サイドアンダーミラー・フェンダーミラー等)付のクルマは、国土交通省が制定した『道路運送車両の保安基準』で補助確認装置の設置が義務化されています。
そのため、取り外してしまうと、車検が通らなくなります。
補助確認装置は、視界確保のために必要な重要部品ですので、取り外さず、そのままご利用くださいますよう、お願いいたします」
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ワールドプレミアから1か月が経った今でも、新型クラウンについてユーザーからはさまざまな声が見られています。
今秋のクロスオーバーの発売に向けてますます期待が高まります。
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