「軽に軽油」「キャップ忘れ」セルフGSでトラブル多発!? 覚えておきたいスマートな給油マナー
給油口が反対側でも実はホースが届く!?
セルフ式ガソリンスタントでスマートに給油できるコツはあるのでしょうか。都内のガソリンスタンドで店長経験のあるY氏に話を聞いてみました。
「給油機が複数台あっても、できるだけ給油口側の機械を使いたいお客さまが多く、時間帯によってはどうしても偏りが出てしまうことがあります。
国産車の場合はスバルと日産の一部車種が右側(運転席側)ですが、それ以外のメーカーは多くが左側(助手席側)についているため、給油機が左側にくるレーンがどうしても混雑しがちです。
でも実際は、給油口と反対側に給油機があってもホースは十分届くように設計されているので、空いているレーンで給油するのがスマートだと思います」
ただし、このように給油機が給油口の反対側にある場合は、多少の工夫が必要です。ポイントは、ホースを車体の上を通るように持ち、支えながら給油します。
「給油枠(給油機に横付けする枠)から半分程度クルマを前方に進めてから停車していただければ、上空から給油ホースを回しやすくなります。
あとはできるだけ給油機側にクルマを寄せるようにすることも、よりスムーズに給油するコツです」(ガソリンスタンド元店長 Y氏)
支払いでもたついているのも、給油待ちしている人をイラつかせる原因。セルフ式の場合、現金よりクレジットカードやプリペイドカードでの支払いが多いので、給油前に準備しておくのがスマートです。
「支払いを事前に準備している人は給油の手際も良く、ほかの利用者の迷惑にならないため、スマートといえます」(ガソリンスタンド元店長 Y氏)
給油が終わってもなかなか発進しないクルマもよく見かけますが、すぐに発進できない場合はどうしたら良いのでしょうか。
「給油レーンは前後にスペース的な余裕がありますので、給油とお支払い後は1台分前に出てから一旦停車すれば、カードなどを財布にしまうのもゆっくりできますし、次の人もすぐに給油できると思います」
確かに1台分前に出れば、待っていた人がすぐに給油作業を始められます。走りながら慌ててカードを財布にしまうなどの行為は危険なので、一旦場所を譲るということは覚えておきたいマナーです。
マナーというよりも常識の範疇かと。今じゃ市街地のスタンドは9割方セルフですし、燃料キャップはワイヤーでくっついているので置いてきて忘れることも無く、締め忘れは給油口が反対側の場合ならあり得るでしょうね。よって慣れない人は給油口が反対側の場所を可能な限り使わないことの方が重要かも。
吹きこぼれは給油ガンのトリガーが硬い場合は女性の握力だと微調整出来ないかもしれませんが、これも慣れだと思います。最初は無理せず、ノヅルを奥まで突っ込んだまま、止まったら3秒待ってまた握るを繰り返せば大丈夫でしょう。