スポーツカー暴騰は続く? 新車価格の約7倍で落札された2300万超えの極上三菱「ランサーエボリューション」の正体とは

コレクティングカーズは、オーストラリアやイギリス、日本など世界中のクルマを競売にかけるオークショニア。同サイトで2022年7月に2001年式三菱「ランサーエボリューションVI」が出品され14万500ポンド(日本円換算で約2305万円)で落札されました。

2000万超えで落札されたのは「ランエボVI トミー・マキネン エディション」

 コレクティングカーズは自社が運営する同名のオークションサイトで、オーストラリアやイギリス、日本など世界中のクルマを出品するオークショニアです。

 2022年7月には、三菱「ランサーエボリューションVI」が出品され14万500ポンド(日本円換算で約2305万円)で落札されましたが、どのような車両なのでしょうか。

新車価格の約7倍で落札された2300万超えの三菱「ランサーエボリューションVI トミー・マキネン エディション」(photo:Collecting cars)
新車価格の約7倍で落札された2300万超えの三菱「ランサーエボリューションVI トミー・マキネン エディション」(photo:Collecting cars)

 今回オークションにかけられたランサーエボリューションVIは、2001年式のランサーエボリューションVI トミー・マキネン エディション。

 ランサーエボリューションVI トミー・マキネン エディションは、フィンランドのラリードライバー「トミー・マキネン」がWRC(World Rally Championship)4連覇を記念して製作された特別仕様車。

 エンジンには約280馬力を発生する「4G63」2リッター直列4気筒ターボチャージャーエンジンを搭載し、5速マニュアルトランスミッションが組み合わされます。

 また専用のフロントバンパー、通常より10mm低いサスペンションとダンパー、高性能エキゾーストシステム、フロントストラットブレース、ヘリカル式フロントLSDなどが装備されています。

 外装色はサテライト・シルバー、足元には赤いマッドフラップを装備し、グロスホワイトに仕上げられた17インチのエンケイ・ラリアート・マルチスポーク・アロイホイールに、ミシュラン「パイロットスポーツ4」が組み合わされ収まっています。ホイールの中には赤いブレンボ製のキャリパーが入っています。

 インテリアでは赤と黒の白いT. Makinen Editionの文字が刺繍されたレカロシートが装備されている他、純正のMomoステアリングホイールが採用されています。

 また、この車には、オーナーズマニュアル、ラリーアートサービスブック、ラリーアートサービスの請求書、すべての検査書類、新車販売時の請求書、オリジナルのツールキット、ファーストエイドキット、ジャッキ、スペアホイールが付属しています。

 ほぼオリジナルの状態で乗られており、走行距離も1万354マイル(約1万6663km)と低走行です。

 外装・内装ともに損傷はなくとても綺麗な状態で、機械的な故障もなく警告灯は点灯していないと記載されています。

 出品地域はイギリス・ウェストヨークシャー州ハダーズフィールドです。

 オークションサイトでは151枚の高画質画像とともに本車両は掲載されており、かなり詳細に確認することができます。

 発売当時、国内では新車価格327万8000円(消費税含まず、GSRグレード)で販売されていたトミー・マキネン エディション。今回出品された個体は、2022年7月22日に14万500ポンド(日本円換算で約2305万円)で落札されました。

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