いすゞ「“超斬新”SUV」めちゃ美しい姿で“実車登場”! 3200cc「V型6気筒エンジン」&本格“4WD”搭載! 超タフな2ドア・クーペ感で「まるで未来から来たクルマ!」 永遠の名車「ビークロス」エムクラフト出展モデルとは!
「ノスタルジック2デイズ2026」に展示されるクルマは1960~80年代のクラシックなモデルだけではありません。1990年代の発売で、しかもフルレストアされたいすゞ「ビークロス」も大きな注目を集めていました。
いすゞ「“超斬新”SUV」めちゃ美しい姿で“実車登場”!
福岡県北九州市八幡西区で、車検・整備・板金・塗装から新車・中古車・旧車販売のほか、LPガスとガソリンで走行可能なバイフューエル車の販売・架装まで幅広く事業を行う「ミハラ自動車(以下、エムクラフト)」。
同社は、2026年2月21日から22日にパシフィコ横浜で開催された「ノスタルジック2デイズ 2026」にて、1980年代から1990年代の旧車・ヤングタイマー(ネオクラシック車)を6台展示。
いずれもフルレストアを実施した個体で、内外装のみならずエンジンルームまで、まるで新車のような美しさを見せていました。

6台の中には、人気が高い日産「フェアレディZ」の3代目(Z31型)と4代目(Z32型)が含まれており来場者の視線を集めていましたが、同時に左端に置かれたいすゞ「ビークロス」に着目した人も数多くいました。
ビークロスとは、まるで未来から来たようなSF的デザインが特徴のSUVで、1997年に登場。
「市販車でありながらコンセプトカーそのもの」といった姿なのは、1993年の「東京モーターショー」に参考出品されたSUVのコンセプトカー「ヴィークロス」を市販化したモデルのためです。
テールゲートにスペアタイヤを内蔵した2ドアの斬新なボディを、いすゞの本格派クロスカントリー4WD「ビッグホーン」のラダーフレームシャーシに載せたモデルで、いわばスペシャリティカーとSUVのクロスオーバー的なクルマでした
(ただし、当時の日本では「クロスオーバーSUV」という呼び名や概念は普及しておらず、クロカンのみならず1BOXワゴンまで含めて「RV:レクリエーショナル・ビークル」と称していました)
ビークロスの搭載するエンジンは、いすゞ自社製の3.2リッターV6DOHC「6VD1型」で、ビッグホーンから流用されたトルク・オン・デマンド型の電子制御トルクスプリット4WDを採用。
最高出力215馬力のパワーを地面に伝達し、高い悪路走破性能を有していました。
しかし生産はわずか2年ほどで終わり、その台数は輸出を含めて約6000台のみ。
日本国内ではわずか1800台のみが販売されたと言われています。
そしてエムクラフトでは今回のイベントに向けて、1997年式ビークロスのレストアを5ヶ月かけて実施。
車体は再塗装を行い、象徴的なボディ下半分の樹脂類も黒い半ツヤ状態を取り戻したほか、ホイールも新品を用意しました。
内装面でも、手に入らないシート表皮はもう手に入らないためリペアを行い、モモ製ステアリングも修繕するなど徹底したレストアを実施したことで、28年間という時間をまったく感じさせないレストアが完成しています。
その美しさは圧巻のひとことでした。
このビークロスは、追って販売車両として大手中古車サイトなどに掲載されるとのことです。
Writer: 遠藤イヅル
1971年生まれ。自動車・鉄道系イラストレーター・ライター。雑誌、WEB媒体でイラストや記事の連載を多く持ち、コピックマーカーで描くアナログイラスト、実用車や商用車・中古車、知られざるクルマの記事を得意とする。


























