新型「カローラ」日本仕様いつでる!? マイチェンモデルは米欧で先行発表 国内導入は今秋以降か?
トヨタは「カローラ」のマイナーチェンジ版(2023年モデル)を北米や欧州などで相次いで発表しています。気になる日本仕様はどうなるのでしょうか。
マイナーチェンジでハイブリッドシステムの刷新を実施か
トヨタの北米部門は2022年6月1日、そして欧州部門は6月2日、相次いで「カローラ」の2023年モデルを発表しています。共にマイナーチェンジを伴うもので、内外装デザインの一部改良やハイブリッドシステムの刷新などが行われます。
いっぽう国内向けの新型カローラについてはまだ発表がありませんが、新ラインナップ「GRカローラ」の今秋以降発売に関する先行情報は明らかにされています。ここで新型カローラに関する情報を改めて整理しましょう。
米・欧で相次いで発表された新型カローラ(「カローラ」「カローラツーリング」「カローラスポーツ」)の2023年モデルは、比較的大規模なマイナーチェンジを実施します。
細かな仕様は仕向け地により差異がありますが、マイナーチェンジの概要について改めて紹介します。
外装では、前後バンパーまわりやフロントグリル、ヘッドランプまわりなどのデザインを小改良。ボディカラーにも新色を設定しました。
内装では、メーターに4つの表示モードを持つ全面液晶の12.3インチディスプレイや、最大10.5インチのセンターディスプレイを新採用しています。
コネクティッド機能もバージョンアップしたほか、通信によるOTA(Over Thw Air)アップデートにも対応します。
ハイブリッドシステムも、エンジンとモーター、コントロールユニットなどを大幅に変更し、性能を向上させました。
また先進予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense(トヨタセーフティセンス)」も最新世代の機能を搭載するなど、全面的な改良が施される模様です。
なお欧州仕様の2023年モデルの発売は、2023年第一四半期(2023年1月から3月)を予定しています。
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2022年7月末時点で、まだ国内での新型カローラに関する発表はありません。ただし米欧での発表と同じタイミングの6月1日、トヨタはニューモデル「GRカローラ」日本仕様を初公開しています。
カローラシリーズの新たなラインナップとなるGRカローラは、モータースポーツを起点に開発されたスポーツ4WDモデルです。
5ドアハッチバックのカローラスポーツをベースにワイドボディ化。高性能な1.6リッター直列3気筒インタークーラーターボエンジンを搭載し、高度なスポーツ走行を可能としています。
日本でのGRカローラの発売は、2022年秋以降の予定と発表されています。
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トヨタ公式サイト上に掲載される納期情報(「生産遅延に基づく工場出荷時期目処の一覧」2022年7月19日現在)には、コロナ感染の拡大並びに世界的な半導体部品不足により、現在、多くの車種で生産遅れが発生していると説明されています。
同ページには各車種の工場出荷時期目処が一覧で掲載され、カローラ/カローラツーリング/カローラスポーツ各モデルの納期は「詳しくは販売店にお問い合わせください」とあります。
他モデルでは、例えば同じカローラシリーズでも旧モデルからの継続販売となる「カローラアクシオ」「カローラフィールダー」は「ご注文いただいてから、2ヵ月程度/ハイブリッド車は、2-3ヵ月程度」と明確に納期が記載されているいっぽうで、カローラ同様に「お問い合わせください」とある車種も数多くみられます。
近々のマイナーチェンジや一部改良の実施が控えているからなのか、詳しい事情は不明ですが、欧米での一部改良発表・発売予定時期や、GRカローラの発売予定時期と一致していることもあり、日本仕様のカローラにも今秋以降に動きがある可能性は極めて高そうです。
とはいえ全世界的な生産遅れの状況も続いており、更なる発売時期の延期もあり得ます。トヨタからの正式な情報発信を待ちたいところです。
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