世界イチ真っ黒!? もはや「異次元なポルシェ」がヤバい! 夜間走行も話題に! 黒すぎ塗装の反響はいかに
世界一の真っ黒いポルシェを目指した、岐阜県のピットワンがステルス戦闘機を彷彿させるようなクルマを作成し、テレビやSNSで話題となっています。さらに、この真っ黒いポルシェが夜の公道を走行したことが大きな反響となりました。
世界一真っ黒なポルシェ?その反響はいかに!
2022年7月に岐阜県のカーショップ「ピットワン」が埼玉県の光学機器材料メーカー「光陽オリエントジャパン」の水性アクリル塗料「真・黒色無双」を使用し、“世界一黒いポルシェ”を製作しました。
さらに、この真っ黒いポルシェが夜の公道を走行したことが大きな反響となっているようです。
真・黒色無双はもともと模型用の水性アクリル塗料として開発された塗料のひとつです。
前出の光陽オリエントジャパンが2020年9月に販売を開始しており、光吸収率99.4%という高さで話題となりました。
これは、現在世界で発売されてい黒色塗料のなかでもっとも高い数値を誇り、塗装されたものの表面の凹凸なども確認できないほど、真っ黒な物体に仕上がります。
真・黒色無双で塗装されたのはポルシェ「911」となり、ピットワンは公道での走行動画も公開。
エンブレムやヘッドライト周り、ホイールなどは視認できますが、ボディラインなどは通常のクルマに比較して確認しづらくなっています。
また、周囲が暗くなると光吸収率の高さによって、さらに車体が視認しにくくなることから、動画撮影は事前に警察に届け出たうえでおこなわれたそうです。
こうした危険性に加え、真・黒色無双は、塗膜の強度が低く、軽い衝撃でも塗装が剥がれてしまうおそれがあることから、この911はあくまでもコンセプトカーとして扱われています。
では、そんな真っ黒な911ですが、ユーザーからの反響はどのようになっているのでしょうか。
SNSでは、「すれ違い様に窓の中だけ見えるのはある意味ホラー」「ここまでマットカラーだとゲームとかCGっぽい 」「写真などのモニター越しではなく、実物を見てみたい」など異様な存在感に驚く声が見られました。
ほかにも「車内めちゃくちゃ熱くなりそう」「熱がやばそう、目玉焼きとかじゃなくて唐揚げ作れそう」といった、「夏の屋外駐車では、車内温度が大変なことになるのでは?」と指摘する意見もありました。
コメントの多くは夜の安全性を指摘する声で、とくに駐車時はほとんどの部分が周りと溶け込んでしまうため危険性を懸念する声が寄せられていました。
しかし、現在の道路交通法や道路運送車両の保安基準では、ボディカラーに関する規制はないため、今回のような真っ黒な911が公道を走行するのは問題ないとされています。
一方で前述したように真・黒色無双は、模型用の塗料のなかでも耐久性が低く、ワックス掛けや洗車等のメンテナンスをおこなうことが困難です。そのため、クルマの塗料としての実用性は低いのかもしれません。
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