トヨタ「ハイエース」で車中泊!? ベッドも揃う純正トランポ仕様がアウトドア最強のアイテムだった
トヨタは、人気商用バン「ハイエース」に、車中泊向けの専用装備などオプションも充実し多目的に使える特装車「MULTI ROLE TRANSPORTER(マルチロールトランスポーター:MRT)」を設定しています。どのような仕様なのでしょうか。
ハイエースの最強純正コンプリートカー「マルチロールトランスポーター(MRT)」とは
トヨタの人気商用バン「ハイエース」は、2022年4月13日に一部改良を実施しました。運転支援機能の追加などで、さらに使い勝手や安全性が向上しています。
そんな新型ハイエースには、純正コンプリートカー「MULTI ROLE TRANSPORTER(マルチロールトランスポーター:MRT)」が設定されています。車中泊用のベッドキットをオプション設定するなど、ハイエース最強の使い勝手を誇るモデルです。
ハイエース MRTは、純正アクセサリーを手がけるMODELLISTA(モデリスタ)の特装車(メーカー完成車)。「遊びも仕事も自由自在」をコンセプトに掲げ、ハイエース本来の機能性はそのままに、多様なレジャー用途に対応しました。
シンプルな構成の床仕様「Type1」と、車中泊ユーザーにおススメな床+トリム仕様の「Type2」が用意されます。
Type2には、荷室に収納ボックス付きの専用成形フルトリム内装を備えます。
オプションのベッドなど、車中泊向けアイテムと組み合わせることで、好みの仕様に作り上げることが可能です。
車中泊用の就寝ベッドは、荷室全体を使う「ベッドキット」と、片側だけを使う「シングルベッドキット」の2タイプを設定。どちらも、ベッドを使用しない場合には側面壁側に跳ね上がることで、荷室を有効に活用できます。
またベッド下には高さ365mmから395mmの空間が確保されているので、床の荷物を移動することなく車中泊することも可能です。
シングルベッド1枚あたりのサイズは、長さ1740mm×幅615(705)mmで、許容荷重100kg。
荷室全体を使うベッドキットはシングル2枚を使用し、長さ1740mm×幅1430(1610)mm、許容荷重200kgで、ベッドから天井までの高さは最大約850mm(約940mm)となっています[数値は標準ボディ/()内はワイドボディ]。
大人2名に加え、小さな子ども1名くらいなら親子3人が川の字になって就寝することも可能な大型サイズです。
トヨタ 新型ハイエース マルチロールトランスポーターは、標準ボディ・ワイドボディの「スーパーGL」と、スーパーGL特別仕様車「DARK PRIME II」に設定されます。
架装販売価格は、TypeIIで391万700円(スーパーGL・標準ボディ・2WD・ガソリン)から416万6600円(DARK PRIME II・ワイドボディ・4WD・ディーゼル)まで(価格はすべて消費税込み)。
エアロパーツやアルミホイール、スポーツマフラー、ショックアブソーバーセットなど、ハイエース向けの純正ドレスアップ用オプションアイテムも豊富に用意されています。
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MRTのTはTRANSPORTER。文字通り、自転車やオートバイなどの輸送にも対応する耐摩耗性に優れた専用ロンリウムフロアを備えています。
フロアは、ベース車の床上に段差を解消する根太、防音と高さを微調整するレジンフェルト、べニアの板張り、そしてロンリュームを重ねた多層構造となっていて、さらに荷物固定用のアンカーナットも備わります。
硬質塩ビ製の床は泥や水滴にも強く、サッと掃除しやすい利点も。バイクのみならず、アウトドアで使い倒した遊び道具も気兼ねなく積むことができます。
こうした造りのこだわりが、ハイエースMRTが最強のアウトドアアイテムといわれる理由のひとつにもなっています。
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