来春開通へ! 常磐道接続の新ルート「三郷流山橋有料道路」は流山橋渋滞の特効薬になるか
埼玉県三郷市と千葉県流山市を分ける江戸川で、三郷流山橋有料道路の建設が進んでいます。常磐道のスマートICとも連絡します。
埼玉と千葉の県境となっている江戸川で、新たな道路橋「三郷流山橋有料道路」の建設が進んでいます。
埼玉県三郷市と千葉県流山市の間には江戸川が流れていますが、両市の間に架かる道路橋は流山橋のみ。加えて迂回するにしても上流の一般道は約8.5km先の玉葉橋、下流は約5.8km先の上葛飾橋で離れているため、交通が集中し流山橋は慢性的に渋滞しています。
また、橋の周辺では、東京都心と千葉・茨城を結ぶ鉄道路線「つくばエクスプレス」(2005年開業)の沿線開発が進み都市化が進展。ららぽーと新三郷などの大型商業施設をはじめ、物流・産業施設の集積も進んでおり、交通需要は増加が続いているといいます。
三郷流山橋有料道路は、そのような三郷市と流山市を結ぶ新たな道路橋です。埼玉県道路公社を主体として、千葉県と埼玉県の3者が共同で事業を進めています。
道路自体の長さ(事業区間)は1960mで、そのうち渡河部は450mです。料金所は三郷市側に設置されます。4車線のうち、まず暫定2車線として整備されます。
通行料は、普通車150円、中型車200円、大型車260円、特大車410円、軽自動車(バイク含む)100円、軽車両(自転車・原動機付自転車)20円です。1日あたり1万2700台の交通量を見込みます。
三郷流山橋有料道路は2023年春に開通する予定です。埼玉県道路公社の資料によると、流山おおたかの森駅周辺から新三郷駅周辺までの移動が現在の30分から開通後は20分に短縮するといいます。
なお、三郷流山橋有料道路は、つくばエクスプレス沿いに外環道とつくば市を結ぶ全長約30kmの広域幹線道路「都市軸道路」の一部として計画されています。三郷市側では、この都市軸道路は常磐道の三郷料金所スマートICに接続する計画です。
渋滞解消は絶対にない
新4号の新利根川橋がいい例
無料になるまで関宿町台町は地獄絵図でした
三郷側には常磐道の貫通やら武蔵野線の陸橋等、時間と費用のかかる工事が必要だが未着手のまま。このまま橋を開通させれば、三郷側に大量に流れ込んだ車両が松伏線や早稲田の細い道に入りこみ、今の渋滞を遥かに超える未来しか想像できない。