数億円のスーパーカーでも「運転」出来る? 飲み会の救世主「運転代行」とはどんな職業なのか
クルマで出かけた際にお酒を飲んでしまったことがある人もいるかもしれません。そうした際に頼りになるのが「運転代行」です。実際に運転代行業者とはどのような職業なのでしょうか。
運転代行では、驚きのあんなクルマも!?
お酒を飲んだあとのクルマの運転は、誰もが知っている違反行為です。
一方で、お酒を飲まないつもりでクルマで外出しても「予期せず飲むことになってしまった!」ということもあるかもしれません。
そうした際に活用できるのが「運転代行」ですが、どのようなクルマを運転することが多いのでしょうか。
地方都市などで見かける機会がある運転代行とは、その名の通り運転を代行してもらえるサービスで、目的地まで“クルマ”と“人”を送り届けてもらうことができます。
運転代行では、基本的に代行業者が2人1組で現場に向かいます。現場に到着後、ひとりは依頼のあったクルマを、もうひとりは乗ってきた自社のクルマを運転し、2台で追従走行をおこないながら目的地へ向かいます。
基本的に、代行業者が運転する依頼人のクルマ(依頼者同乗)が走行して、その後を代行業者のクルマが追っかける形です。
代行業者は、依頼内容によって毎回異なるクルマを運転しますが、珍しいクルマを運転するようなこともあるのでしょうか。
東京都内で運転代行サービスを展開する企業の担当者は、これまで依頼を受けたクルマについて以下のように説明します。
「基本うちの会社では都心部での運転代行となっているため、やはり富裕層が多いのか、ポルシェやフェラーリ、アストンマーチンなどの高級車に乗ることが多いです。
高級車の運転代行は緊張しますが、自分では乗る機会が少ないので、おもしろいなと思います。
ただ、珍しいクルマの依頼をうけたことはそこまで多くはありません。
珍しい、一風変わったクルマに乗るような人は、運転代行を使うことがそもそもないのではないかと思います」
このように、いろいろなクルマを運転できるのは、運転代行の乗務員の特権ともいえるかもしれません。
一方で、栃木県郊外の運転代行サービス企業の担当者は「基本的に、軽自動車ばかりですよ」と話しており、地域によって、依頼があるクルマは大きく異なりそうです。
なお、運転代行をおこなう企業は、各都道府県の公安委員会から認定を受ける必要があり、乗務員は普通二種免許の取得が求められます。
例え、普通自動車免許を保有している場合でも、普通二種免許がなければ代行運転をおこなった時点で、無免許運転とみなされます。
また、運転代行企業のなかには、大型トラックやマイクロバスなどのサイズが大きい車両を専門に扱っているケースもあります。
万が一、依頼したい車両が大型車両や特殊車両の場合には、そうした専門企業に依頼することになります。
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