新車時の「フロアマット」購入は今も定番? かつて定番オプションの装着率に変化ある? ドアバイザーは需要で復活か
新車購入時の定番オプションといえば「フロアマット」と「ドアバイザー」が挙げられます。かつては定番アイテムでしたが、最近でもその傾向は変わっていないのでしょうか。
フロアマットは今でもオプションで定番?
クルマを購入するときは純正ナビやLEDヘッドライトなど、さまざまなオプションを設定しますが、なかでもフロアマットとドアバイザーは定番のオプションのひとつといえます。
そんなフロアマットとドアバイザーですが、現在でもオプションの定番となっているのでしょうか。
フロアマットのメリットといえば、直接フロアについてしまう汚れや水分を防ぐことができ、汚れたらフロアマットだけを取り外して掃除することができるため、常にきれいな車内を保てることです。
さらに、フロアマットは乗り心地にも影響します。フロアマットを敷くことによって、走行中に路面の振動がタイヤからボディに伝わり、それがフロアにも伝わりますが、この振動をフロアマットが吸収してくれるのです。
また、雪や雨などで靴が濡れてしまい、ペダルの踏み込みで滑りやすくなってしまうことを防止する役目も担っています。
そんなフロアマットには、豊富な種類があり、家庭用カーペットと似た素材で作られている起毛タイプのものが一般的ですが、ナイロンやポリプロピレン、樹脂などでできた撥水加工・防臭・防炎加工が施されたものなどクルマのコンセプトに合わせて設定されています。
フロアマットのオプションについてトヨタ販売店の担当者は「現在でも新車購入時のオプションとして選ばれる人は多いです。ヴォクシーでは2種類のフロアマット(起毛)と縁高タイプのスノー・レジャー用フロアマットの3種類を設定しています」と話しています。
そうしたなかで、ホンダ車の純正アクセサリーを手掛けるホンダアクセスの担当者は、フロアマットの販売動向について次のように説明しています。
「この10年で少し増加傾向にあります。約2%アップといったところです。
フロアカーペットマットはプレミアムマットやラバー素材のオールシーズンマット、新型ステップワゴンでいえばフローリングタイプマットなどをラインナップしています。
昔よりも選択肢の幅が広がっていることで、より一層ユーザーのライフスタイルに合わせた提案をしていることが増加の要因かもしれません。
そのなかで、もっとも影響度が高いのはオールシーズンマット(ラバーマット)です。
これは、通常のフロアーカーペットマットの上に重ねて装着ができる仕様にしたことで、普段はカーペットマット、雨天時やアウトドア時にオールシーズンマットといったようにライフスタイルのシーン使い分けで、一緒に購入する人などもいらっしゃいます。
なお、参考までにオールシーズンマットに関しては、季節柄のせいもあってか梅雨時期、冬時期に受注が多い傾向にあります」
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また、スズキでは「ハスラー」に複数のフロアマットを設定しており販売店では「カーペットタイプではハスラーのキャラクターに合わせたカラフルなものをいくつか用意しています。またキャンプなどをされる人であればゴム製の縁高タイプを選ばれる人が多いです」と話しています。
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