新車時の「フロアマット」購入は今も定番? かつて定番オプションの装着率に変化ある? ドアバイザーは需要で復活か
ドアバイザーは今でもオプションで設定する人が多いの?
ドアバイザーとは、運転席や助手席のガラス上部を覆うように付いている樹脂製のカバーのことを指します。
主に雨の日に窓を少し開けて外気を入れたいときや、車内で煙草を吸う時など手軽に換気ができるメリットが挙げられるパーツです。
一方、バイザー部分が外側に張り出してしまうため風切り音が気になることや、洗車時に窓を拭く邪魔になる、デザイン面で気になるという人からは敬遠されているアイテムでもあります。
また、昨今では日本の喫煙率は減少傾向にあることも影響して以前よりは、ドアバイザーの装着率が減っているのではないかといわれています。
前出のトヨタ販売店の担当者は「例えば、ヴォクシーでは高速走行時の風切り音に配慮した『サイドバイザー(RVワイドタイプ)』を用意しています。コロナ前では喫煙率の低下から装着率がやや減りましたが、コロナ禍では換気が重要視されたこともあり、最近では装着率が戻っている印象です」と話しています。
前出のホンダアクセスの担当者は、ドアバイザーについて次のように説明しています。
「2019年のときでは、約6%減少傾向にあるとことがわかっていました。
そのころと比較してここ数年で多少減少傾向にあり、約3%ダウンといったところです。
挽回するために、これまで重要視されていた喫煙者向けや雨天時も窓を開けられるようになど機能面のみならず、デザイン性においても進化すべく車両ごとに見た目のスタイリッシュさなどを表現できるよう企画しています。
これにより、機能面、デザイン面の両軸で展開し新車付属アイテムのひとつとしてお客さまにご案内していますので減少は抑えられていると感じています」
また、最近では走行性能に寄与するドアバイザーも登場しており、トヨタやレクサスのカスタマイズパーツや空力パーツを手掛けているトヨタカスタマイジング&ディベロップメントでは、「GR スポーツサイドバイザー」を設定しています。
これは、空気の流れを車両後方へスムーズに整流すると同時にピラー付近の流速や整った縦渦を発生させることで走行安定性やステアリング応答性の向上に寄与するもので、スポーツカーなどで需要のあるアイテムです。
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このようにフロアマットは、各メーカーともにライフスタイルに合わせたタイプを設定することで新車購入時により欲しくなるような施策をおこなっているようです。
一方でドアバイザーは喫煙者が減ったことで装着率も低下していたことは事実なようですが、コロナ禍による換気の重要性や、デザイン面での新たな訴求といった取り組みによって、いまでも定番のオプションアイテムといえそうです。
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