「前が見えない!」高速道路がゲリラ豪雨で通行止めになる? 悪天候時の恐怖の運転体験とは
オープンカーで走行中にゲリラ豪雨に遭遇!
ゲリラ豪雨では、晴天だった空が暗転し、涼しい風が吹き始めた途端に大雨が降ってきます。
実際に高速道路を走行中にゲリラ豪雨に遭遇したOさん(50代・男性)は、かなり怖い思いをしたそうです。
「首都高の6号向島線を走行中に、遠くの空がやけに暗いなと思ったら突然大雨が降ってきました。ワイパーをフル稼働させても前が見えにくいほどの激しい雨に見舞われました。
周囲のクルマも急速にスローダウンしていて私も同じようにブレーキを踏んだのですが、後方から迫ってきたトラックに衝突されそうになってしまったのです。
視界が悪化することでブレーキ操作も遅れるので、首都高のような密集して走行する高速道路でのゲリラ豪雨は本当に怖いです」
さらに悲惨な経験をしたのが、Sさん(40代・男性)。東名高速の御殿場IC(静岡県御殿場市)から東京都内へ向かう途中にゲリラ豪雨に遭遇しました。
そのときSさんが乗っていたのは不運にもオープンカー。雨が降ってきたときにルーフを開けて走行していたことから、車内は水浸しになってしまったといいます。
「次のSAかPAで幌を閉めようと思っていたのですが、間に合いませんでした。しかも周囲のクルマから水しぶきが上がっていて、前方の視界はほぼゼロで怖かったです。
車内がビショビショになってしまったので、帰ってきてからすぐに内装クリーニング専門業者に依頼してキレイにしてもらいましたが、オープンカーでゲリラ豪雨に遭うと非常に厄介です」
線状降水帯は気象庁が予測を開始したので、それを確認して、予測されている場合はルートの変更や迂回、もしくは走行自体を取りやめるのが正解ですが、ゲリラ豪雨に関してはその判断が難しいところです。
では高速道路を走行中にそんな突発的なゲリラ豪雨に遭遇してしまったり、大雨のなかに突入しまった場合はどう対処すべきなのでしょうか。
一般道では安全な場所で停車するべきですが、高速道路の本線上での停車は後方車両からの追突など重大事故を引き起こす可能性もあり推奨できません。
同じく路肩も緊急車両などが走行してくる可能性を考慮して、停車はできないと考えておいたほうが良いでしょう。
できることとしては、まずはヘッドライトの点灯です。
とくに前が見えないほどの大雨では、周囲から自車を認識してもらうためにハザードを点灯させたり、もし装着されているのであれば、フォグランプとリアフォグランプも点灯し、自車の存在を周囲に認識させます。
次に安全な速度までスピードを落とし、できる限りの低速で最寄りのIC(高速の出口)かSA/PAまで移動して、ゲリラ豪雨が過ぎ去るのを待つというのが、もっとも安全に大雨をやり過ごす対処法といえそうです。
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ゲリラ豪雨の場合は、突風や雷なども同時に発生することが多いようです。
SA/PAの安全な場所に停車しても無理にクルマから降りようとせず、雨や雷などが弱まるまでは車内で待機するのが良いでしょう。
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