レクサスの新型高級SUV「RX」は“スピンドルボディ”が斬新! 従来モデルとどう違う? 新旧RXを徹底比較
レクサス新型「RX」(5代目)が世界初公開され、2022年秋に日本で発売されます。大きな進化を遂げた新型RXですが、従来モデルとはどのような点が違うのでしょうか。新旧モデルを比較してみます。
5代目となる新型RXの特徴は?
レクサスのラグジュアリーSUV「RX」の新型モデルが2022年6月1日に世界初公開されました。
RXは1998年に北米でデビュー。日本では2009年に3代目RXが導入され、現行モデルは2015年に発売された4代目です。
これまでに、RXは約95の国と地域で累計約350万台を販売。レクサスの主力モデルとして、世界中のユーザーに愛用されてきました。
今回世界初公開された新型RXは5代目となりますが、従来モデルとどこが変わったのでしょうか。
新型RXの外観デザインは「ALLURING×VERVE」をコンセプトとし、心を奪われる魅惑的な姿(ALLURING)と気迫を感じる力強さ(VERVE)を表現しました。
従来モデルに採用されていた「スピンドルグリル」という糸巻きのような形状のフロントグリルが進化し、新型RXは「スピンドルボディ」という、レクサスの新たなフロントアイディンティティを取り入れています。
スピンドルボディでは、塊感のあるボディと冷却機能を両立するフロントグリルが一体となった独自性のある造形を表現。
ボディ色をレクサスのエンブレム下端まで下げ、グラデーションのグリルとすることで、美しさと力強さを強調したスタイルを実現しました。
リアは、従来モデルではL字を上下に4つ重ねた左右独立のリヤコンビネーションランプを装着していましたが、新型モデルはLシェイプで横一文字に貫くシグネチャーランプを採用。レンズ部をボディサイドまで回りこませ、ワイドなスタイルを強調しました。
なお、従来モデルから取り入れられた、ブラックアウトして浮いたように見えるクォーターピラー(フローティングピラー)は、新型ではより立体的に進化。スタイリッシュなサイドビューを演出しています。
内装は、従来モデルでも機能性を追求した上質なインテリアがRXの特徴でしたが、新型は人が馬を操るときに使う手綱に着想を得た「Tazuna Concept」に基づいて再設計。
水平的な空間の広がりを感じさせるインパネを採用したほか、メーターフードからドラトリムが緩やかにつながったような“包まれ感”のある空間としたことで、開放感のあるプレミアムな車内が広がります。
また、従来モデルではインパネ上部に備え付けられていた12.3インチタッチディスプレイが、新型ではメーター横に内蔵され14インチに大型化。すっきりとした視界を確保するとともに、先進的なコクピットを形づくっています。
さらに、インパネ周辺のマルチカラーイルミネーションを採用。夜間には印象的な光の演出が楽しめるといいます。
快適な室内空間を実現するため、前席はAピラーとルーフ前端を後方に配置して、開放感ある空間を実現。
後席は前後のカップルディスタンスを従来モデルより12mm拡大し、さらに前席のシートバックを薄くすることで、広々とした後席空間を確保しています。
さらに、低床化に加え、スカッフやセンターピラーなどの形状を工夫して、前後席ともに乗り降りがしやすくなりました。
なお、従来モデルは2列5人乗り仕様のほかに3列7人乗り仕様が設定されていましたが、新型モデルは2022年6月時点で2列5人乗り仕様のみが公開されています。
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新型RXは内外装のカラーにもこだわりました。
ボディカラーは、金属感を表現した華やかな新色として「ソニックカッパー」を採用。さらに、陰影を強調した「ソニックイリジウム」や、SUVの力強さを表した有彩色の「テレーンカーキ」など、11色を用意しています。
インテリアカラーは、品格のある空間を演出する新色の「ダークセピア」をはじめとする6色を設定。
オーナメントパネルも、ブラックを基調とした「ブラックヘリンボーンパターンフィルム」や落ち着いた色調の「ミディアムブラウンバンブー」などが新たに開発されました。
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