太宰府IC出口の渋滞回数92%減! クルマの流れが劇的改善した九州道上り線の対策とは?

九州道上り線の太宰府ICは、出口に向かうクルマが多く渋滞ポイントになっていましたが、車線運用の変更により渋滞が大幅に減ったといいます。どのような対策だったのでしょうか。

IC出口に向かうクルマが1車線に集中していた

 NEXCO西日本は2022年6月8日、九州道の太宰府IC(福岡県太宰府市・大野城市)で実施した渋滞対策の効果を発表しました。

太宰府IC上り出口約1km手前の対策後の状況。2021年11月撮影(画像:NEXCO西日本)
太宰府IC上り出口約1km手前の対策後の状況。2021年11月撮影(画像:NEXCO西日本)

 太宰府ICは太宰府市や大野城市に加え、福岡高速2号太宰府線が接続していることから福岡市中心部や福岡空港などへ向かうクルマも多く、朝夕の通勤時間帯や週末などの渋滞ポイントになっています。

 2021年3月に実施された対策では、上り本線3車線のうち、ICランプに流出する車線をそれまでの1車線から2車線に増やしました。

 その結果、交通集中による渋滞の回数は、対策前(2019年度)の229回から対策後(2021年度)は92%減の18回に、渋滞量は同じく1325km・hから88%減の169km・hまで減少したといいます。

 そして、太宰府IC手前約1km地点のピーク時間(17時台)の平均速度も改善。とくに一番左の第一走行車線は、平日は73km/h(プラス26km/h)、休日は78km/h(プラス18km/h)まで向上しました。

 ただ、新型コロナ禍の影響で交通量が減少していることも考慮し、NEXCO西日本は引き続き、交通状況を注視していくとしています。

【画像】渋滞対策として、出口付近の車線を調整!(8枚)

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