トヨタがスゴい「カローラクロス」の実車を初公開! 「白×青ボディ」がカッコいい! 水素エンジン搭載の実験車等をお披露目へ
トヨタは、スーパー耐久シリーズ2022 富士24時間レースの場で水素エンジンを搭載する「カローラクロス」をお披露目します。そのほか、水素エンジンやカーボンニュートラル燃料車の体感試乗会もおこなうとしています。
トヨタが水素エンジン搭載の「カローラクロス」を世界初公開!?
2022年6月3日から5日に富士スピードウェイ(静岡県)で開催される「スーパー耐久シリーズ2022 富士24時間レース」には、各メーカーがカーボンニュートラルの実現に向けた開発車両で参戦します。
レース期間中にはメディアに向けた「体感試乗会」がおこなわれる予定ですが、そのなかには世界初公開となる「水素エンジン カローラクロス」が展示される予定だといいます。
トヨタの水素エンジンの挑戦は、2021年5月に開催された「スーパー耐久シリーズ 富士24時間耐久レース」に先行開発車両となる水素エンジンを載せたカローラスポーツ(以下水素カローラ)から始まりました。
その後、一戦毎にカイゼンがおこなわれて進化してきた水素カローラは計4戦参戦し、2021年5月の初戦から11月の最終戦までの約半年で出力は24%、トルクは33%向上させ、異常燃焼制御の実現などによりエンジン性能をガソリンエンジン並みまで鍛え上げました。
2022年シーズンでは、航続距離の改善や水素充填時間の短縮といったさまざまな課題に取り組んでいき、実用化に向けて挑戦していくようです。
そして、2022年シーズンの第二戦となる富士24時間レースでは、メディア向けに「体感試乗会」がおこなわれる予定です。
体感出来るのは「水素エンジン搭載車両」と「カーボンニュートラル燃料を使用した車両」のふたつです。
水素エンジン搭載車両では、2021年12月2日に欧州トヨタが発表した「GRヤリス」を用いて体感するといいます。
水素エンジンGRヤリスのパワートレインは、1.6リッター直列3気筒ターボエンジン(G16E-GTS型)をベースに、水素を燃料とするための供給・噴射システムを変更したものです。
エクステリアは、GRヤリスを基本としていますが、リアクォーターウインドウは塞がれており、凹凸の造形が施されているのがポイントです。
また、全体的に白×青のカラーリングが施されており、ドア部分には「H2(水素)× 水 × 電気」が描かれています。
また、体感会場には水素エンジンを搭載する「カローラクロス(試作車)」が初公開される予定です。
この水素エンジンカローラクロスにも、水素エンジンGRヤリス同様の白×青のカラーリングが施されています。
ただし、こちらではボンネットやリアドア、テールゲートにH2とピストンが描かれているなど少し異なっているようです。
そのほか、見た目としては大きくベースとなるカローラクロスと変わりはないものの、ボディ下部を覗き込めばマフラー横に水素タンクらしきものが見られました。
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もうひとつの体感では、カーボンニュートラル燃料を使用した車両としてスーパー耐久シリーズ2022に参戦するトヨタ「GR86」とスバル「SUBARU BRZ」と同様のカーボンニュートラル燃料を使用した2台が用意されています。
同じくマツダもスーパー耐久シリーズ2022には、次世代バイオディーゼル燃料を使用した「MAZDA2」で参戦しています。
体感試乗会では、マツダ「CX-5」に次世代バイオディーゼル燃料を使用する予定となっており、各社がメーカーの垣根を超えてカーボンニュートラル社会の実現に向けて取り組んでいる様子も注目ポイントとなっています。
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