最長51.9km! 2022年GWは高速道路の渋滞が復活!? 多くの人が実践した「渋滞回避術」とは
2022年は3年ぶりに行動制限がないGWとなり、高速道路では渋滞が多く発生すると予測されていました。クルマで出掛けた人は渋滞に対してどのような対策を取ったのでしょうか。
2022年GWの渋滞はどうだった?
2022年のゴールデンウィーク(GW)は最大で10連休となったほか、3年ぶりに新型コロナウイルスの行動制限がなかったことから、帰省や行楽地へ出掛ける人も多かったようです。
飛行機や新幹線といった交通機関はもちろん、クルマで出掛ける人も多く、高速道路ではETC休日割引が実施されなかったにもかかわらず、各地で渋滞が発生しました。
NEXCO各社によると、2022年のGW期間(4月28日から5月8日)における全国の高速道路の主な区間(代表40区間)の平均日交通量は3万9200台。コロナ禍前の2019年の77%となりましたが、2021年の同時期と比べて136%増加しています。
10km以上の渋滞回数は294回と2019年の53%にとどまりますが、2021年に比べて320%を記録。
30km以上の渋滞回数は14回(2019年比:56%/2021年比:467%)となるなど、コロナ禍で減少した交通量は徐々に戻りつつあるようです。
なお、最大の渋滞長は、5月3日(火)10時25分頃、関越道(下り線)の嵐山PA付近を先頭に発生した51.9kmでした。
GWにクルマで外出した人は、渋滞に対してどのように行動していたのでしょうか。SNSでアンケート実施して、調査してみました。
「2022年のGWはクルマで外出しましたか?」という質問では、「クルマで外出した」と回答した人が67.7%、「クルマで外出していない」と回答した人が32.3%となり、クルマを利用した人が多く存在しました。
また、「クルマで外出していない」というなかには「電車や飛行機など、クルマ以外の手段で外出した」(30.5%)という回答者もおり、帰省や旅行に行った人もいたことがわかります。
クルマで外出した人に「渋滞にハマらないような対策をしましたか?」と質問したところ、57.1%が「対策をした」と回答。
具体的な対策として、「渋滞予測を利用して時間をずらした」「渋滞する時間を避けるため早朝出かけて遅めに帰った」「長距離の移動は深夜に済ませた」「朝イチで行楽地へ行き、人が溢れるお昼には帰路につく」など、渋滞する時間帯を避けるために、早朝や深夜に移動するという人が見受けられました。
また、「渋滞手前で流出して下道を使用し、渋滞の先のインターから再度流入した」と、高速道路の渋滞区間を避けた人もいました。
ほかには、「インターナビの指示に従うと混んでなかった」というコメントがありましたが、インターナビとはホンダが提供する通信型ナビゲーションシステムで、インターナビ装着車の走行情報を集めて交通情報として配信するというものです。
渋滞情報や災害情報などさまざまな情報をリアルタイムで受信することができるため、渋滞回避に役立ったということでした。
アンケートでは、渋滞中に困ったことやエピソードについても聞いてみました。
困ったこととして、「渋滞にハマってトイレに行きたくなった」「トイレになかなか行かなかった」など、トイレに関することが多くを占めました。
ほかにも「車内でタバコを吸えない父がややイラついていた」「運転しない同乗者は渋滞時の運転手の辛さがわからず、イライラして文句を言って気まずくなった」など、同乗者がイライラして困ったというコメントもありました。
なかには、「渋滞にはまってしまったときは、周りのクルマと一緒にお祭りに参加していると考えるようにしている」と、渋滞をポジティブに捉えて乗り切るという人も見受けられました。
※ ※ ※
2020年のコロナ禍以降、ネクスコ各社は大型連休中の渋滞予測を取りやめていましたが、今回のGWから予測を復活。
さらに、初めてAI技術を用いるなど精度を高めており、予測を確認して行動した人は渋滞に比較的遭遇しなかったようです。
事前に計画を立てて高速道路を利用することが、渋滞回避の最善策だといえそうです。
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