未だ進化中のホンダ新型「シティ」が海外に実在!? かつての日本版は過激&ユニークさスゴい? どんな3ドアHBだったのか
海外専売車で車名が残るホンダ「シティ」ですが、日本で2世代にわたって販売されていた頃の3ドアハッチバックはどのようなモデルだったのでしょうか。
初代/2代目「シティ」を振り返る
ホンダのインド法人(ホンダカーズインディア)は2022年5月4日に、ホンダの海外専売セダンとなる「シティ」のハイブリッド(e:HEV)仕様を発売しました。
海外専売車というかたちではあるものの、シティは海外向けの4ドアセダン/5ドアハッチバック(車名:シティハッチバック)として現在まで名前が残り、進化を続けています。
一方、日本のユーザーの間では1994年まで国内向けに生産されていた3ドアハッチバックの「シティ」に親しみを持つ人も少なくありません。日本で2世代にわたって販売されていたシティがどんなモデルだったのか、振り返ります。
初代シティは1981年に発売されました。
大型化して1979年に登場した2代目シビックに対して、初代シビック級の車格を担うモデルとして登場。全長3380mmと、現在の軽自動車規格よりもさらに短いボディが特徴的でした。
高めの全高、短いボンネット、台形フォルムが生み出す個性的なシルエットも特徴的で、つけられたキャッチフレーズは「トールボーイ」。
広い室内による使い勝手の良さから大ヒットし、さらに初代シティの荷室にすっぽり収まる原付バイク「モトコンポ」も同時発売されたことも話題となりました。
グレード展開も幅広く、なかでもスポーティさが強調されたモデルとして「シティターボII」が存在。大型のパワーバルジを設けたボンネットやブリスターフェンダー、最高出力110馬力(グロス)のインタークーラーターボ付き1.2リッターエンジンを搭載し、その見た目から「ブルドッグ」の愛称で親しまれました。
初代とはコンセプトを変えた2代目シティは、1986年に登場します。
とくに初代は背の高いボディだったのに対し、2代目は全高の低いロー&ワイドなフォルムを採用したことで、走行性能やコーナリング性能が向上。
ただし、過激なスペックを誇る高性能モデルがなくなったことなどもあり、初代ほどのヒット作とはなりませんでした。
前述のとおり、1994年に日本向けの生産を終了したものの、1996年に海外向け小型セダンとしてシティの名前が復活し、今に至ります。
日本向けシティを振り返ると、初代はとくにホンダらしいユニークさや遊び心が現れた一台だったのかもしれません。
それではここでクイズです。
前述した、初代シティに積載できる原付バイクのモトコンポについて、誤っている説明文は次のうちどれでしょうか。
【1】世界初の4輪2輪同時開発がおこなわれた
【2】エンジンは、4サイクルであった
【3】燃料やオイルなどのバイクに液漏れ防止対策が施されていた
【4】車載性を高めるためにハンドルとシートが折りたためた
※ ※ ※
正解は【2】の「エンジンは、4サイクルであった」です。
モトコンポに搭載されるエンジンは4サイクルではなく、排気量49ccの2サイクルエンジンです。5000回転で最高出力2.5馬力を発揮するというスペックでした。
※クイズの出典元:くるまマイスター検定
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早く帰ってこい!シビック名乗れなくても
インサイトかシティのどっちかでええやろ!
やっぱり、オッサン的にはこれカッコイイと思うけどね。イマドキの車には無いものがある。