ホンダが新型SUV「ZR-V」を世界初公開! 北米新型「HR-V」と同じじゃね? 中国仕様はターボエンジン搭載か
中国でホンダ新型「ZR-V」が世界初公開されました。北米でも2022年夏発売予定の新型「HR-V」がすでに初公開されていますが、両車はどのような関係があるのでしょうか。
北米向けの新型HR-Vと中国の新型ZR-Vは同じクルマなの?
中国でホンダ車を販売する広汽ホンダは2022年5月5日、新型「ZR-V」を世界初公開しました。
新型ZR-Vは、2022年4月に北米で世界初公開され、同年夏発売予定の新型「HR-V」の中国仕様。11代目「シビック」(現行モデル)のプラットフォームを用いたSUVです。
ホンダは北米向けの新型HR-V発表時に「北米以外でもグローバルで販売が予定されていて、各地域におけるモデル名称や装備仕様などにつきましては今後発表する」とアナウンスしており、中国では新型ZR-Vとしてデビューすることがわかりました。
北米の新型HR-Vと中国の新型ZR-Vの外観は、水平なベルトラインと流麗なプロポーションに加え、ホイールベースを長く確保することで、低く踏ん張りの効いたスタンスとしたところは共通です。
デザインの違いはあまりないようですが、リアに装着される車名エンブレムがそれぞれのモデル名になるのと、中国向けの新型ZR-Vには「広汽本田」と「240 TURBO」というエンブレムが装着される点が異なります。
240 TURBOのエンブレムは、広汽ホンダが販売する「インテグラ」にも装着されており、最大トルク240Nmを発揮する1.5リッターターボエンジンを搭載することを表しています。
新型ZR-Vにもこのエンブレムが装着されるということは、同エンジンが搭載されるものと思われます。
なお、日本仕様のシビックも最大トルク240Nmを発揮する1.5リッターターボエンジンを搭載(最高出力は182馬力)。
北米の新型HR-Vおよび中国の新型ZR-Vは、プラットフォームだけでなく、エンジンもシビックと同様になるようです。
北米の新型HR-Vおよび中国の新型ZR-Vのボディサイズは、街中でも軽快に運転できる扱いやすいサイズを実現しつつ、車内は数々の新機能や快適な後部座席、広い荷室を実現しました。
内装は、シンプルなディスプレイがインパネ中央に配置され、メッシュタイプのエアコン吹き出し口やスイッチ類など、シビックと似たようなデザインになります。
後席は6:4分割可倒式リアシートを採用。リアシートを倒すとラゲッジスペースとつながってたくさんの荷物を積むことが可能。週末のレジャーなどさまざまなアクティビティを楽しむのに充分な実用性を備えています。
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前述のようにホンダは「グローバルで販売が予定している」といっていることから、新型HR-Vや新型ZR-Vが日本で販売される可能性はゼロではないといえるでしょう。
「ヴェゼル」と「CR-V」の中間に位置する新型HR-V/新型ZR-Vがもし日本で販売されれば、ヴェゼルでは少々物足りないと感じる人にとっては魅力的な選択肢になりそうです。
シビックベースならば、あまり高額にならないといいな