トヨタが「新MT車」を投入!? 新型「GRスープラ」6速MT仕様を今秋発売へ 歩んできた道のりとは?

2022年秋、トヨタの「GRスープラ」(5代目スープラ)にMTモデルが追加設定されます。GRスープラは、世界初公開からこれまでどのような経緯を辿ってきたのでしょうか。

待望のMTモデルを追加設定!

 2022年秋、トヨタの「GRスープラ」(5代目スープラ)にMTモデルが追加設定され、発売されます。

 GRスープラが2019年に登場して以来、期待されていたMTモデルがついに登場しますが、GRスープラはこれまでどのような歴史を歩んできたのでしょうか。

トヨタ「GRスープラ」(画像は2019年発表時のAT車)
トヨタ「GRスープラ」(画像は2019年発表時のAT車)

 GRスープラは2018年3月にジュネーブモーターショー2018で、「GRスープラ レーシングコンセプト」として世界初公開されました。

 4代目スープラは2002年に生産終了。レーシングカーコンセプトというかたちではあるものの、トヨタは「スープラが16年ぶりに復活」と銘打ち、当時話題となりました。

 その後、2018年7月にトヨタはGRスープラを翌2019年の前半に市販することをアナウンスしたほか、英国「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」で試作車の走行を披露。

 2019年1月に開催されたデトロイトモーターショー2019で市販モデルが初披露され、日本では同年5月に発売されました。

 BMWと共同で開発され、オーストリアのマグナ・シュタイヤー社の工場で生産される輸入車です。

 駆動方式はFR、エンジンは2リッター直列4気筒ターボエンジンもしくは3リッターの直列6気筒ターボエンジンが搭載され、トランスミッションは当時8速ATのみの設定とされました。

 ショートホイールベースと大径タイヤを採用し、トヨタのフラッグシップスポーツカーにふさわしいスタイルを表現。

 発売後も、エンジンの改良や特別仕様車の追加などで魅力が高められてきましたが、トランスミッションの展開は手が加えられていませんでした。

 今回、3リッターの直列6気筒ターボエンジンを搭載したRZグレードに6速MTモデルを設定。

 またハンドリング性能が向上したほか、乗り心地性なども改善されています。

 GRスープラが、MTを搭載した国産本格スポーツモデルとして貴重な存在になるのは間違いなさそうです。

 それではここでGRスープラに関するクイズです。

 GRスープラのルーフ形状には、ある特徴を持つ「ダブル●●ルーフ」が採用されています。「●●」に入る単語として、正しいものは次のうちどれでしょうか。

【1】バブル

【2】エアロ

【3】ムーン

【4】スタンダード

※ ※ ※

 正解は【1】の「バブル」です。

 GRスープラに採用されるダブルバブルルーフは、運転席と助手席の頭上がやや盛り上がり、ふたこぶ状になったルーフ(屋根)形状。空気抵抗低減に寄与するといいます。

※クイズの出典元:くるまマイスター検定

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