軽トラ運転者は平均65歳! 軽ユーザーの男女比は?「軽自動車市場」の実態明らかに コロナ禍の影響反映
コロナ禍で外出機会が減った
市場の全体像が分かったところで、次はコロナ禍の影響について詳しく見ていきます。
まず、「コロナ化による生活の変化と移動手段の変化」について、調査報告の原文のままで以下に記載します。
●生活の変化
・新型コロナ禍により、外食、友人知人と合う、ショッピング、旅行等外向きの活動が減少。
・各属性ともコロナ禍により生活が変化。特に性別では女性、年代では40代、地域では高密度地域で変化した人が多い。
●収入/業績への影響
・軽乗用系保有者の約3割、軽商用保有者の4割弱で収入減少。軽商用車保有事業所の4割弱が業績悪化。
●移動手段の変化
・新型コロナ禍による鉄道利用が減少し、車の利用が増加。特に高密度地域で顕著。
※ ※ ※
こうしたコロナ禍による様々な変化について、具体的な数字を見ていきましょう。
軽乗用車での使用頻度ですが、「ほとんど毎日」という回答が2021年度は68%となり、先回2019年度の75%から減少。一方で「週に4~5日」という回答が11%から16%に増えています。
月間平均走行距離も、回答の選択肢として最も距離が短い「200km未満」が、先回の38%から今回は45%に増加し、「1000km未満」が13%から6%へと半減しています。
これを踏まえ、「コロナ前後での車使用変化」(回答数2134)という項目の結果を見てみます。
近場・隣接県・遠出のそれぞれについて「増えた・新たに始めた」「特に変わりない・以前も現在もやっていない」「減った」という3つの選択肢を用意しました。
結果は、「減った」が隣接県で40%、遠出で44%を占めており、移動距離が減少する傾向が明らかになりました。
また、用途による変化について聞いた設問では、趣味やレジャーでの減少が23%と目立ちました。
このように、様々な指標を数値化することで、地域移動でのインフラである軽自動車の利用状況がコロナ禍によってどのように変わったのかが浮き彫りになりました。
こうした調査を基に、今後はウィズコロナ、そしてアフターコロナにおける「人とクルマ」「クルマと社会」、そして「人と社会」との関係について多方面での議論が進むことを期待したいと思います。
Writer: 桃田健史
ジャーナリスト。量産車の研究開発、自動車競技など、自動車産業界にこれまで約40年間かかわる。
IT、環境分野を含めて、世界各地で定常的に取材を続ける。
経済メディア、自動車系メディアでの各種連載、テレビやネットでの社会情勢についての解説、自動車レース番組の解説など。
近著に「クルマをディーラーで買わなくなる日」(洋泉社)。
写真の DAIHATSU ツムツム ガソリン車だったらぜひ欲しいですね。EVだと充電施設無さ過ぎで無理。
軽トラは山菜採りか鉱物採集などダートを走るには欲しいですね。あと、雪捨て用とか。山だと水溜りを通ると泥ですごく汚れるので軽トラは洗いやすく便利ですね。
用途は限られますが欲しいです。ただ、長距離移動でリクライニング機能無しの車は無理です。ご近所キャンパー(20~40㎞程度)としては良いですが、休憩ごとに数百キロ単位を走るなら腰と尻がやられます。
軽自動車の所有者の高齢化が進むのは所得の少ない高齢者層が
移動手段として車が必要な中で維持費の安さから軽自動車を選ぶという流れ
更に軽トラック所有者の平均年齢が高いのは
地方農家の高齢化が一層進んでるからでしょうね。